くすりのしおり

内服剤
2013年12月改訂

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
商品名:
イーフェンバッカル錠400μg
 主成分:
フェンタニルクエン酸塩(Fentanyl citrate)
 剤形:
白色の錠剤、直径8.0mm
 シート記載:
イーフェンバッカル錠400μg

この薬の作用と効果について

オピオイド受容体に親和性を示し、速やかに強力な鎮痛作用を示します。
通常、強オピオイド鎮痛剤を定時服用中の方において、一時的にあらわれる強い痛み(突出痛)の緩和に用いられます。

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。

  • 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。慢性肺疾患などの呼吸機能障害、喘息、徐脈性不整脈、肝・腎機能障害、脳の器質的障害(意識障害・昏睡、脳腫瘍など)、口内炎・口腔内出血・口腔粘膜欠損がある。薬物依存の既往歴がある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量(この薬の使い方)

  • あなたの用法・用量は(医療担当者記入)
  • 通常、成人は1回の突出痛に対して、フェンタニルとして50μgまたは100μgを開始用量とし、上顎臼歯の歯茎と頬の間に置き、溶解させます。医師が一段階ずつ適宜調節し、至適用量(50〜800μg)を決めます。用量調節期に1回50〜600μgのいずれかの用量で痛みが和らがない場合、30分以降に1回だけ同一用量までの本剤を追加使用できます。至適用量決定後は、通常、成人は、1回の突出痛に対して、至適用量が使用されます。1回最高用量は800μgまでとされています。前回の使用から4時以上使用間隔をあけ、1日あたり4回以下の突出痛に使用できます。本剤は1錠中にフェンタニル400μgを含有します。必ず指示された使用方法に従ってください。
  • この薬は、なるべく左右の交互に置いてください。飲み込む薬ではありません。
  • 口内乾燥がみられる時は、少量の水で口内を湿らせた後に置いても構いません。
  • 割ったり、なめたり、噛んだり、最初から飲み込んだりしないでください。
  • 使用後30分経っても一部が口内に残っている時は、水で飲み込んでも構いません。
  • この薬は、吸湿性があるので、使用直前に開封してください。
  • 開封したときに錠剤が割れたり、欠けたりしているときは、その薬は使用しないでください。
  • 口から出してしまった薬は、放置せず、多量の水で洗い流すなど安全に処分してください。(病院内の場合は医療スタッフにご相談ください。)
  • 誤って多く使用した場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。

生活上の注意

  • 呼吸抑制や意識障害などの症状があらわれた場合は、ただちに医師に相談してください。
  • 眠気、めまいが起こることがありますので、自動車の運転など危険を伴う機械の操作は避けてください。
  • 飲酒により薬の作用が強くあらわれるため、呼吸抑制、低血圧、めまい、口渇、鎮静または昏睡が起こることがありますので、使用中の飲酒は控えてください。
  • 食べ物や飲み物の種類によっては薬の働きが影響を受けることがあります。グレープフルーツジュースにより薬の働きが強まるおそれがあるので、治療中には飲まないでください。
  • 口内炎・口腔内出血・口腔粘膜欠損がみられた場合は、副作用があらわれやすくなるおそれがあるので、担当の医師または薬剤師に相談してください。

この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)

主な副作用として、眠気、傾眠、吐き気、嘔吐、浮動性めまいなどが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • この薬の使用を中止しようとしてもやめられずに使用を続けたくなる[依存症]
  • 呼吸が浅く速くなり、呼吸をしにくい[呼吸抑制]
  • 意識がうすれる、考えがまとまらない、判断力が低下する[意識障害]
  • 息苦しい、蕁麻疹、意識がもうろうとする[ショック、アナフィラキシー]
  • けいれん[痙攣]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法その他

  • 乳幼児、小児、ペットの手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • この薬を使用するまでは包装を開けずに保管してください。
  • 他人にこの薬を渡すことは絶対にしないでください。
  • 薬がいらなくなった場合は病院または薬局に返却してください。返却については薬を受け取った薬局や医療機関に相談してください。

医療担当者記入欄  

より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、「患者向医薬品ガイド」、医療専門家向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。

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添付文書は(財)日本医薬情報センター(JAPIC)のデータベース「iyakuSerch」にリンクしています。