くすりのしおり

自己注射剤
2013年5月作成

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
商品名:
フィルグラスチムBS注75μgシリンジ「F」[先天性好中球減少症]
 主成分:
フィルグラスチム(遺伝子組換え)[フィルグラスチム後続1](Filgrastim(Genetical Recombination)[Filgrastim Biosimilar 1])
 剤形:
シリンジ入り注射剤
 シート記載:

この薬の作用と効果について

G-CSF(顆粒球コロニー形成刺激因子)製剤といわれるグループに属します。骨髄中で感染防御に重要な役割を担う好中球(白血球)のもとになる細胞(前駆細胞)の増殖を促し、好中球が増えるのを助けます。また、好中球の成熟を促し、機能の亢進をおこないます。
通常、先天性・特発性好中球減少症の治療に用いられます。

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。

  • 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。骨髄性白血病で骨髄中の芽球(白血病細胞)が十分減少していない、または末梢血液中に骨髄芽球が認められる。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量(この薬の使い方)

  • あなたの用法・用量は(医療担当者記入)
  • 通常、好中球数が1,000/mm3未満のとき、1回主成分として50μg/m2を1日1回皮下に注射します。年齢・症状により適宜増減されます。必ず指示された使用方法に従ってください。
  • 使用前に、この薬を使用したときに過敏な反応が出ないかを予測するために、問診や皮膚反応試験が行なわれることがあります。
  • 注射し忘れた場合は、医師または薬剤師に相談してください。絶対に2回分を一度に注射しないでください。
  • 誤って多く注射した場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で注射を止めないでください。

生活上の注意

  • 注射をしている間は、定期的に血液検査がおこなわれます。

この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)

主な副作用として、腰痛・背部痛、骨痛、関節痛などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 顔面蒼白、冷汗、めまい[ショック]
  • 発熱、から咳、呼吸困難[間質性肺炎]
  • 唇が青くなる、苦しくて速い呼吸、手足の爪が青くなる[急性呼吸窮迫症候群]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法その他

  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、光、湿気、凍結を避けて冷蔵庫など(10℃以下)で保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄については受け取った薬局や医療機関の指導に従ってください。
  • 自己注射を続けられないと感じた場合は、ただちに医師または薬剤師に相談してください。

医療担当者記入欄  

より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、「患者向医薬品ガイド」、医療専門家向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。

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添付文書は(財)日本医薬情報センター(JAPIC)のデータベース「iyakuSerch」にリンクしています。