薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。 |
剤形: |
白色の錠剤、直径4.5mm、厚さ2.0mm |
シート記載: |
アマリールOD0.5、NM1、Amaryl OD 0.5、糖尿病薬 |
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この薬の作用と効果について
主に膵臓に作用しインスリン分泌を促進します。 通常、2型糖尿病の治療に用いられます。
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次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。
- 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。ケトーシス、糖尿病性昏睡または前昏睡、インスリン依存型糖尿病、肝・腎機能障害、感染症、手術前後、外傷、下痢や嘔吐などの胃腸障害がある、風邪などで食事が十分摂れていない。
- 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
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用法・用量(この薬の使い方)
- 通常、主成分として1日0.5〜1mgより開始し、1日1〜2回朝または朝夕、食前または食後に服用します。維持量は通常1日1〜4mgで、必要に応じて適宜増減されますが、1日最高服用量は6mgまでです。本剤は、1錠中に主成分0.5mgを含有します。必ず指示された服用方法を守ってください。
- この薬は舌の上にのせると唾液でとけますが、口の粘膜から吸収されることはないので、唾液または水で飲み込んでください。
- 飲み忘れた場合は、1回とばして次の指示された時刻から飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
- 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
- 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。
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生活上の注意
- 高所作業や自動車の運転など危険を伴う作業に従事している時に低血糖症を起こすと事故につながることがありますので、特に注意してください。
- 糖尿病患者であることを記したカードを身につけておいてください。
- 低血糖にそなえて砂糖やブドウ糖を携帯してください。α-グルコシダーゼ阻害剤(アカルボースやボグリボースなど)と同時に服用中に低血糖症状が起こった時には、ブドウ糖をとるようにしてください。
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この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)
主な副作用として、低血糖または低血糖症状、吐き気、下痢、胃不快感、めまいなどが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
- 強い異常な空腹感、脱力感、冷汗[低血糖]
- 貧血症状(疲れやすい、全身倦怠感、動悸など)、発熱、赤褐色尿[溶血性貧血]
- のどの痛み、頭痛、寒気や震えを伴って高熱が出る[無顆粒球症]
- 貧血症状(全身倦怠感、動悸など)、出血傾向(鼻血など)、発熱[汎血球減少症]
- 全身倦怠感、食欲不振、皮膚や白目が黄色くなる[肝機能障害、黄疸]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
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保管方法その他
- 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
- 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄については受け取った薬局や医療機関に相談してください。
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