薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。 |
剤形: |
片面割線入りの白色〜灰白色の錠剤、直径9.1mm、厚さ2.5mm |
シート記載: |
(表)LenaDex4mg、レナデックス4mg、(裏)レナデックス4mg |
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この薬の作用と効果について
骨髄腫細胞が壊れること(アポトーシス)を誘導するなどの働きで、骨髄腫細胞を減らしたり、増えるのを防いだりすると考えられています。 通常、多発性骨髄腫の治療に用いられます。
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次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。
- 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。感染症、全身の真菌症、消化性潰瘍、精神病、結核、単純疱疹性角膜炎、白内障、緑内障、高血圧、体がむくみやすい、血栓症、最近内臓手術を受けた、急性心筋梗塞を起こしたことがある、コントロール不良の糖尿病がある。
- 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
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用法・用量(この薬の使い方)
- 通常、成人は1回10錠(主成分として40mg)を1日1回4日間服用しますが、状態や併用する他の抗悪性腫瘍剤により適宜減量されます。必ず指示された服用方法に従ってください。
- 飲み忘れた場合は、絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
- 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
- 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。
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生活上の注意
- 水疱瘡または麻疹にかかると重大な経過をたどることがあるので、注意してください。
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この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)
主な副作用として、不眠、無力感、疲労、錯感覚、筋痙攣などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
- 発熱、咽頭痛、咳[誘発感染症、感染症の増悪]
- 全身倦怠感、食欲不振、口渇[続発性副腎皮質機能不全、糖尿病]
- 腰背部の痛み、歩く時や立ち上がる時の股関節の痛み、筋肉のこわばり[骨粗鬆症、大腿骨および上腕骨などの骨頭無菌性壊死、ミオパチー、脊椎圧迫骨折、長骨の病的骨折]
- みぞおちの痛みや圧痛、胸やけ、嘔吐[消化性潰瘍、消化管穿孔、膵炎]
- 激しい眼痛、視力低下、まぶしい[緑内障、後嚢白内障]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
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保管方法その他
- 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
- この薬を分割後は、光を避けて保管し、1ヵ月以内に使用してください。
- 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。
- 生ワクチンの接種を受けるときは、必ず医師に相談してください。
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