くすりのしおり

内服剤
2015年11月改訂

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
商品名:
セフカペンピボキシル塩酸塩細粒小児用10%「CH」
 主成分:
セフカペン ピボキシル塩酸塩水和物(Cefcapene pivoxil hydrochloride hydrate)
 剤形:
白色の粒を含む赤白色の細粒剤
 シート記載:
セフカペンピボキシル塩酸塩細粒小児用10%「CH」、50mg(力価)/0.5g、抗生物質、ch6Z

この薬の作用と効果について

セフェム系の抗生物質で、細菌の細胞壁の合成阻害により抗菌作用を示します。
通常、小児の皮膚、呼吸器、泌尿器、耳鼻科領域の感染症、猩紅熱の治療や、嚥下困難などで錠剤の使用が困難な成人の皮膚、呼吸器、泌尿器、婦人科、眼科、耳鼻科、歯科・口腔外科など広い領域の感染症の治療に用いられます。

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。

  • 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。本人や家族が気管支喘息・発疹・じん麻疹などのアレルギー症状を起こしやすい体質、腎障害がある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量(この薬の使い方)

  • あなたの用法・用量は(医療担当者記入)
  • 小児:通常、小児は1回体重1kgあたり0.03g〔主成分として3mg(力価)〕を1日3回食後に服用しますが、治療を受ける疾患や年齢・体重・症状により適宜増減されます。
    成人(錠剤が服用困難)
    :通常、成人は1回1g〔主成分として100mg(力価)〕を1日3回食後に服用します。治療を受ける疾患や年齢・症状により適宜増減されますが、難治性または効果不十分と判断された場合は1回1.5g〔150mg(力価)〕を1日3回食後に服用することがあります。
    いずれの場合も、必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 苦味を防ぐため、細粒をつぶしたり、溶かしたりせず、水などで速やかに飲んでください。
  • やむを得ず、牛乳、ジュース、水などに混ぜた時には、速やかに飲んでください。
  • 飲み忘れた場合は、気がついた時にできるだけ早く1回分を飲んでください。ただし、次の服用時間が近い場合は1回飛ばして、次の通常の服用時間に1回分を飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。

生活上の注意

この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)

主な副作用として、発疹、じん麻疹、かゆみ、発赤、紅斑、腫脹、発熱、関節痛、下痢、腹痛、胃不快感、胃痛、吐き気などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 不快感、口内異常感、喘鳴(ヒューヒュー音)[ショック、アナフィラキシー]
  • 血便、腹痛、頻回の下痢[偽膜性大腸炎、出血性大腸炎]
  • 発熱、眼球結膜の充血、口腔粘膜などの痛みを伴った粘膜疹[中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群、紅皮症]
  • 発熱、咳、呼吸困難[間質性肺炎、好酸球性肺炎]
  • 筋肉痛、脱力感、赤褐色尿[横紋筋融解症]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法その他

  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。

医療担当者記入欄  

より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、医療専門家向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。

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添付文書は(財)日本医薬情報センター(JAPIC)のデータベース「iyakuSerch」にリンクしています。