薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。 |
剤形: |
白色〜微黄白色の錠剤、直径6.4mm、厚さ3.2mm |
シート記載: |
ユリーフ錠2mg、KD2、排尿障害改善薬、URIEF Tab. |
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この薬の作用と効果について
尿道や前立腺のα1A受容体を遮断することにより、尿道内部の圧力を下げ、前立腺肥大症に伴う排尿障害を改善します。 通常、前立腺肥大症に伴う排尿障害の治療に用いられます。
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次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。
- 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。起立性低血圧、肝機能障害、腎機能障害がある。
- 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
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用法・用量(この薬の使い方)
- 通常、成人は1回2錠(主成分として4mg)を1日2回、朝、夕食後に服用しますが、症状により適宜減量されます。必ず指示された服用方法に従ってください。
- 飲み忘れた場合は、その回の服用は避けて、次の服用時間に1回分を飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
- 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
- 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。
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生活上の注意
- めまいなどがあらわれることがありますので、高所作業、自動車の運転など危険を伴う作業などは十分に注意してください。
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この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)
主な副作用として、射精障害(逆行性射精)、口渇、下痢、軟便、立ちくらみ、鼻づまり、めまい、ふらつき、頭痛などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
- 血圧低下、気を失う、意識がなくなる[失神、意識喪失]
- 全身倦怠感、食欲不振、皮膚や白目が黄色くなる[肝機能障害、黄疸]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
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保管方法その他
- 乳幼児、小児の手の届かないところで、光、高温を避けて保管してください。
- 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄については受け取った薬局に相談してください。
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医療担当者記入欄
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