薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。 |
主成分: |
ワクシニアウイルス接種家兎炎症皮膚抽出液(An extract from inflamed cutaneous tissue of rabbits inoculated with vaccinia virus)
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剤形: |
うすいだいだい色の錠剤、直径7.1mm、厚さ3.5mm |
シート記載: |
ノイロトロピン錠4単位、NEUROTROPIN tab.4N.U.、Z111 |
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この薬の作用と効果について
生体内に備わっている痛みを抑える神経の働きを高める作用に加えて、末梢の血流改善作用や痛みや炎症に関与するブラジキニンの遊離抑制作用により痛みを和らげます。 通常、帯状疱疹後神経痛、腰痛症、頸肩腕症候群、肩関節周囲炎、変形性関節症の治療に用いられます。
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次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。
- 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。
- 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
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用法・用量(この薬の使い方)
- 通常、成人は1回2錠(主成分として8単位)を1日2回朝夕に服用しますが、治療を受ける疾患や年齢・症状によって適宜増減されます。必ず指示された服用方法に従ってください。
- かまずに飲んでください。
- 飲み忘れた場合は、気がついた時に、1回分を飲んでもかまいません。気がついたのが次回の服用に近い時間の場合は1回分だけ飲んでください。2回分を一度に飲んではいけません。
- 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
- 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。
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生活上の注意
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この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)
主な副作用として、発疹、蕁麻疹、かゆみ、胃部不快感、吐き気、食欲不振などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
- 呼吸困難、蕁麻疹、血圧低下[ショック、アナフィラキシー]
- 全身倦怠感、食欲不振、皮膚や白目が黄色くなる[肝機能障害、黄疸]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
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保管方法その他
- 乳幼児、小児の手の届かないところで、光、高温、湿気を避けて保管してください。
- 光により色素が退色することがあるので、アルミ袋開封後は注意してください。
- 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。
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医療担当者記入欄
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