薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。 |
主成分: |
イソクスプリン塩酸塩(Isoxsuprine hydrochloride)
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剤形: |
白色の錠剤(割線入)、直径9.0mm、厚さ2.8mm |
シート記載: |
ズファジラン10mg、D304、Duvadilan10mg |
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この薬の作用と効果について
血液粘度低下作用、血管拡張作用により脳・末梢の血液循環動態を改善し、子宮筋弛緩作用により子宮筋の収縮・痙攣を改善します。 通常、頭部外傷後遺症に伴う随伴症状、閉塞性動脈硬化症・血栓性静脈炎などに伴う末梢循環障害、子宮収縮の抑制、月経困難症の治療に用いられます。
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次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。
- 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。
- 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
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用法・用量(この薬の使い方)
- 循環器領域:通常、成人は1回1〜2錠(主成分として10〜20mg)を1日3〜4回服用します。
子宮収縮の抑制:通常、成人は1日量3〜6錠(30〜60mg)を1日3〜4回に分けて服用します。 月経困難症:通常、成人は1回1〜2錠(10〜20mg)を1日3〜4回服用します。 いずれの場合も、年齢・症状により適宜増減されることがあります。必ず指示された服用方法に従ってください。
- 飲み忘れた場合は、気がついた時にできるだけ早く飲んでください。ただし、次の通常飲む時間が近い場合は、忘れた分は飲まないで1回分を飛ばしてください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
- 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
- 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。
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生活上の注意
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この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)
主な副作用として、吐き気、食欲不振、下痢、動悸、顔面潮紅、頭痛、めまい、眠気、発汗などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。 該当する記載事項はありません。 以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
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保管方法その他
- 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
- 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。
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医療担当者記入欄
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