薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。 |
主成分: |
ロフェプラミン塩酸塩(Lofepramine hydrochloride)
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剤形: |
白色の錠剤、直径7.9mm、厚さ4.8mm |
シート記載: |
アンプリット25mg Amplit 25mg D104 |
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この薬の作用と効果について
脳神経細胞(視床下部・大脳辺縁系)におけるシナプス前末端へのモノアミンの取り込みを抑えることにより、うつ病・うつ状態を改善する、三環系抗うつ剤です。 通常、うつ病、うつ状態の治療に用いられます。
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次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。
- 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。緑内障がある。心筋梗塞を起こして間もない患者。
- 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
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用法・用量(この薬の使い方)
- 通常、成人は1回1錠(ロフェプラミンとして25mg)を1日2〜3回から服用を始め、1日6錠(150mg)まで徐々に増量されますが、年齢・症状により適宜減量されます。必ず指示された服用方法に従ってください。
- 飲み忘れた場合は、気がついた時にできるだけ早く飲んでください。ただし、次の通常飲む時間が近い場合は、忘れた分は飲まないで1回分を飛ばしてください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
- 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
- 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。
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生活上の注意
- 眠気、運動失調などが起こることがあるので、車の運転など危険を伴う機械の操作は行わないでください。
- 飲酒により薬の作用が強くあらわれることがありますので、服用中の飲酒は注意してください。
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この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)
主な副作用として、口渇、便秘、眠気、不眠、食欲不振、吐き気、ふらつきなどが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
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保管方法その他
- 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
- 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。
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