くすりのしおり

内服剤
2016年6月改訂

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
商品名:
ボナロン錠35mg
 主成分:
アレンドロン酸ナトリウム水和物(Alendronate sodium hydrate)
 剤形:
白色の錠剤、長径10.3mm、短径5.6mm
 シート記載:
ボナロン錠35mg(特殊な黄緑色のシートで2錠綴り)

この薬の作用と効果について

骨の中の破骨細胞に取り込まれ、破骨細胞の活性を抑制することにより骨吸収を抑えて、骨量を増やし骨を折れにくくします。
通常、骨粗鬆症の治療に用いられます。

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。

  • 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。食べ物や薬を飲みこみにくい、30分以上体を起こしていることができない、低カルシウム血症がある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量(この薬の使い方)

  • あなたの用法・用量は(医療担当者記入)
  • 通常、成人は1回1錠(アレンドロン酸として35mg)を1週間に1回、朝起きた時に(食事の前に)コップ1杯の水(約180mL)と一緒に服用します。必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 服用する曜日を決め、毎週同じ曜日の朝に服用してください。
  • 水以外の飲み物(カルシウム、マグネシウムなどの含量の特に高いミネラルウォーター、お茶、コーヒー、ジュース、牛乳など)で飲まないでください。薬をかんだり口の中で溶かしたりしないでください。
  • 薬を飲んでから30分間は水以外の飲み物や食べ物、他の薬をとらないでください。また、飲んでから30分間は横にならず、その日最初の食事を終えるまでは体を起こしたままでいてください。就寝時または起床前には飲まないでください。
  • 飲み忘れた場合は、気付いた日の翌朝に1錠を飲んでください(飲み方はいつもと一緒です)。次からは、決められた曜日の朝に飲んでください。ただし決して2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って2日連続で飲んでしまったり、同時に2錠飲んでしまった場合は、次回の服薬予定日は休薬し、次々回の服薬予定日から予定通り服用してください。異常を感じた場合には、すぐに医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。

生活上の注意

  • この薬の服用中は口腔内を清潔に保ってください。
  • 抜歯やインプラントなどの歯科治療を受ける場合には、この薬を服用していることを歯科医師または口腔外科医師にお伝えください。
  • 食事などからカルシウムをとるようにこころがけてください。
  • カルシウムやビタミンDなどのサプリメントを飲むときは、事前に医師または薬剤師に相談してください。

この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)

主な副作用として、胃炎(上腹部痛、腹部不快感、吐き気)、消化不良(胸やけ)、下痢などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 飲みこみにくい、飲みこむときに痛みがある、胸(の骨の裏側)に痛みを感じる[食道・口腔内障害]
  • 吐血、下血(便が黒くなる)、みぞおちに痛みがある[胃・十二指腸障害]
  • 高熱・全身倦怠感、口唇びらん・目の充血・のどの痛み、皮膚の広い範囲に赤い発疹・水疱[中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群]
  • あごの痛みや腫れ、あごのしびれ感、歯のゆるみ[顎骨壊死・顎骨骨髄炎]
  • 耳の痛み、耳だれ[外耳道骨壊死]
  • 太ももや太ももの付け根などの痛み[大腿骨転子下および近位大腿骨骨幹部の非定型骨折]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法その他

  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄については受け取った薬局や医療機関に相談してください。

医療担当者記入欄        年    月    日

より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、「患者向医薬品ガイド」、医療専門家向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。