くすりのしおり

内服剤
2014年3月改訂

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
商品名:
マクサルト錠10mg
 主成分:
リザトリプタン安息香酸塩(Rizatriptan benzoate)
 剤形:
微帯赤色の錠剤、長径11.9mm、短径4.8mm、厚さ3.8mm
 シート記載:
マクサルト錠,10mg,MSD267

この薬の作用と効果について

脳血管のセロトニン1B受容体に作動して拡張した脳血管を収縮させるとともに、三叉神経のセロトニン1D受容体に作動して血管を拡張する物質が放出されるのを抑制して、片頭痛の痛みを和らげます。
通常、片頭痛の治療に用いられます。

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。

  • 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。心筋梗塞、虚血性心疾患、脳血管障害、一過性脳虚血発作、末梢血管障害、高血圧症である。肝臓が悪い。血液透析を受けている。てんかんやけいれんを起こしやすい。他の片頭痛薬(クリアミン、ジヒデルゴット、エルゴメトリンマレイン酸塩「F」、メテルギン、イミグラン、ゾーミッグ、レルパックス、アマージ)を飲んでいる。プロプラノロール塩酸塩(インデラル)を飲んでいる。モノアミン酸化酵素阻害剤(MAO阻害剤)を飲んでいる、または服用中止2週間以内である。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量(この薬の使い方)

  • あなたの用法・用量は(医療担当者記入)
  • 通常、成人は1回1錠(リザトリプタンとして10mg)を片頭痛の頭痛発現時に服用します。効果が不十分な場合には追加できますが、最初の服用から2時間以上の間隔を空けます。ただし、1日総服用量は2錠(20mg)以内とされています。必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 片頭痛の頭痛発現時に服用します。片頭痛がない時に予防的に飲まないでください。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。

生活上の注意

  • 眠くなることがありますので、自動車の運転など危険を伴う機械の操作を避けてください。

この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)

主な副作用として、傾眠、倦怠感、脱力、吐き気、嘔吐、口渇、めまい、じんま疹、発疹、かゆみなどが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 呼吸困難、じんま疹、めまい、冷や汗[アナフィラキシーショック、アナフィラキシー]
  • めまい、胸痛、胸部圧迫感[不整脈、狭心症あるいは心筋梗塞を含む虚血性心疾患様症状]
  • けいれん、意識を失う[てんかん様発作]
  • 顔面・舌・咽頭のはれ、呼吸困難、じんま疹[血管浮腫]
  • 発熱、広範囲の赤い発疹、指でこすると皮膚の表面がはがれる[中毒性表皮壊死症]
  • 息切れ、息が苦しい[呼吸困難]
  • 意識を失う[失神]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法その他

  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄する場合は受け取った薬局や医療機関に相談してください。

医療担当者記入欄  

より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、医療専門家向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。