くすりのしおり

内服剤
2014年3月改訂

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
商品名:
スピロピタン錠1mg
 主成分:
スピペロン(Spiperone)
 剤形:
橙黄色の錠剤、直径8.4mm、厚さ4.6mm
 シート記載:
E118(識別コード、錠剤に印字)

この薬の作用と効果について

脳のドパミン作動神経系のドパミンD2受容体を遮断して、幻覚や妄想などの症状を和らげます。
通常、統合失調症の治療に用いられます。

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。

  • 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。心不全、パーキンソン病、てんかんである。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量(この薬の使い方)

  • あなたの用法・用量は(医療担当者記入)
  • 通常、最初の1週間は1日1錠(主成分として1mg)を服用し、その後徐々に増量され1日2〜4錠(主成分として2〜4mg)を服用しますが、年齢・症状により適宜増減されます。必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 飲み忘れた場合は、気がついた時にできるだけ早く飲んでください。次に飲む時間が近い場合は、飲み忘れた分は飲まないで1回分を飛ばし、次に飲む時間に1回分を飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。

生活上の注意

  • 眠くなったり、注意力・集中力・反射運動能力などが低下することがありますので、自動車の運転など危険を伴う機械の操作を避けてください。
  • 飲酒はこの薬の作用を強めますので避けてください。

この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)

主な副作用として、かゆみ、発疹、アカシジア(静坐不能)、パーキンソン症候群(手指のふるえなど)、食欲不振、不眠、眠気、倦怠感、口渇などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 高熱、筋硬直、意識障害[悪性症候群]
  • 吐き気や嘔吐、腹部膨満感、便秘[腸管麻痺]
  • のどの痛み、頭痛、筋肉痛、寒気や震えを伴う高熱[無顆粒球症、白血球減少]
  • 息切れ、胸の痛み[肺塞栓症]
  • 手足の痛み、むくみ[深部静脈血栓症]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法その他

  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄する場合は受け取った薬局や医療機関に相談してください。

医療担当者記入欄  

より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、医療専門家向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。