薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。 |
剤形: |
黄白色〜淡黄色の錠剤、直径9.5mm、厚み4.6mm |
シート記載: |
(表面耳部)フリバス75mg(裏面耳部)Flivas75mg (表面本体)フリバス75(裏面本体)フリバス、75mg |
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この薬の作用と効果について
α1受容体を遮断し、前立腺や尿道の緊張を緩和することで、尿を出しやすくします。 通常、前立腺肥大症に伴う排尿障害の治療に用いられます。
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次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。
- 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。
- 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
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用法・用量(この薬の使い方)
- 通常、成人は1回主成分として25mgから服用を開始します。効果が不十分な場合、服用する量は1〜2週間の間隔をおいて1回50〜75mgに徐々に増量されます。1日1回食後に服用します。なお、服用する量は症状により適宜増減されますが、1日最高用量は75mgまでです。この薬は1錠中に主成分を75mg含有します。必ず指示された服用方法に従ってください。
- 飲み忘れた場合は、気が付いた時にできるだけ早く飲んでください。ただし、次の服薬予定が近い場合は、その回は飛ばして、次の服薬予定に従ってください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
- 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
- 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。
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生活上の注意
- めまい、立ちくらみなどがあらわれることがありますので、高い所での作業や自動車の運転など危険を伴う作業に従事する場合には注意してください。
- 白内障などの眼科手術の際に術中虹彩緊張低下症候群があらわれるとの報告がありますので、眼科手術を受ける場合には、この薬を服用しているあるいは以前服用していたことを眼科の医師に伝えてください。
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この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)
主な副作用として、めまい・ふらつき、立ちくらみ、低血圧(起立性低血圧を含む)、胃部不快感、発疹、かゆみ、蕁麻疹、多形紅斑(円形または楕円形の赤い発疹)などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
- 全身倦怠感、食欲不振、皮膚や白目が黄色くなる[肝機能障害、黄疸]
- 気を失う、意識がなくなる[失神、意識喪失]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
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保管方法その他
- 乳幼児、小児の手の届かないところで、高温、湿気を避けて、光により変色することがありますので遮光して保管してください。
- 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。
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