くすりのしおり

内服剤
2015年11月改訂

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
商品名:
エリスロシンドライシロップ10%
 主成分:
エリスロマイシンエチルコハク酸エステル(Erythromycin ethylsuccinate)
 剤形:
白色のドライシロップ剤(顆粒)
 シート記載:

この薬の作用と効果について

細菌などの増殖を阻害することにより抗菌作用を示します。感染症の治療に用いるマクロライド系の抗生物質です。
通常、呼吸器感染症、耳鼻科領域感染症、皮膚科領域感染症など広い範囲の感染症の治療に用いられます。

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。

  • 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。肝機能障害、心疾患がある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量(この薬の使い方)

  • あなたの用法・用量は(医療担当者記入)
  • 通常、成人は1日8〜12g〔エリスロマイシンとして800〜1,200mg(力価)〕を4〜6回に分けて服用します。小児は1日体重1kgあたり0.25〜0.5g〔25〜50mg(力価)〕を4〜6回に分けて服用します。いずれの場合も、治療を受ける疾患や年齢・症状などによって適宜増減されますが、小児用量の上限は成人量までとされています。必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 水に溶かした場合は、服用前によくふり混ぜてから服用してください。
  • 飲み忘れた場合は気がついたときにできるだけ早く飲んでください。ただし、次の通常飲む時間が近い場合には、忘れた分は飲まないで1回分を飛ばしてください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。

生活上の注意

この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)

主な副作用として、吐き気・嘔吐、下痢、食欲不振、胃痛、鼓腸(腸にガスがたまり張る)、発疹、蕁麻疹などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 発熱、食欲不振、吐き気[偽膜性大腸炎などの血便を伴う重篤な大腸炎]
  • 動悸、胸部不快感、胸痛[心室頻拍、QT延長]
  • 呼吸困難、筋肉が発作的に収縮する状態、全身のかゆみを伴った発赤[ショック、アナフィラキシー]
  • 皮膚の赤い発疹、水疱、眼球結膜の充血[中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群]
  • 尿量減少、むくみ、頭痛[急性腎不全(急性間質性腎炎)]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法その他

  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。

医療担当者記入欄  

より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、医療専門家向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。