くすりのしおり

内服剤
2013年8月改訂

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
商品名:
ベシケア錠5mg
 主成分:
コハク酸ソリフェナシン(Solifenacin succinate)
 剤形:
ごくうすい黄色の錠剤、直径7.6mm、厚さ3.5mm
 シート記載:
(表)ベシケア5mg、社マーク+150、(裏)ベシケア5mg+過活動膀胱治療剤、社マーク+社名、ベシケア5

この薬の作用と効果について

膀胱のムスカリン受容体に拮抗的にはたらき、自分ではコントロールできない膀胱の過剰な収縮を抑え、膀胱に尿をためやすくします。
通常、過活動膀胱の症状(尿意切迫感、頻尿、切迫性尿失禁)に用いられます。

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。

  • 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。尿閉、緑内障、胃アトニー・腸アトニー、重症筋無力症、心疾患、肝障害
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量(この薬の使い方)

  • あなたの用法・用量は(医療担当者記入)
  • 通常、成人は1錠(主成分として5mg)を1日1回服用します。なお、年齢・症状により適宜増減されますが、1日最高服用量は2錠(10mg)までとします。
    必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 成分に刺激性がありますので、服用するときはかみくだかないでください。
  • 飲み忘れた場合は次の服用時間に1回分を服用してください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。

生活上の注意

  • 目がかすむ、物が見にくいなどの目の異常があらわれたり、意識がぼんやりして睡眠に近い状態になることがありますので、高いところでの作業や車の運転などには充分注意してください。

この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)

主な副作用として、口内乾燥、便秘などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 蕁麻疹、呼吸困難、血圧低下[ショック、アナフィラキシー]
  • 全身がだるい、食欲がない、皮膚や白目が黄色くなる[肝機能障害]
  • 尿が出ない、尿が出にくい[尿閉]
  • 息切れ、胸痛、めまい[QT延長、心室頻拍、房室ブロック、洞不全症候群、高度徐脈]
  • 著しい便秘、腹部膨満感、腹痛[麻痺性イレウス]
  • 考えがまとまらない、時間・場所などが判らない、現実には存在しないものが見えたり音が聞こえたりする[幻覚・せん妄]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法その他

  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。

医療担当者記入欄  

より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、医療専門家向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。