くすりのしおり

内服剤
2012年12月改訂

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
商品名:
リーマス錠200
 主成分:
炭酸リチウム(Lithium carbonate)
 剤形:
白色〜淡黄白色の錠剤、直径約9.0mm、厚さ約4.3mm
 シート記載:
T703

この薬の作用と効果について

中枢神経に作用し、感情の高まりや行動を抑え気分を安定化させます。
通常、躁病や躁うつ病の躁状態に用いられます。

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。

  • 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。てんかんなどの脳波異常、心疾患、腎障害、衰弱または脱水状態、発熱・発汗または下痢を伴う疾患、食塩制限、脳の器質的障害、食事および水分摂取量不足、肝障害、甲状腺機能亢進、甲状腺機能低下症がある。
  • 妊娠中または妊娠している可能性がある、授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量(この薬の使い方)

  • あなたの用法・用量は(医療担当者記入)
  • 通常、成人は1日2〜3錠(主成分として400〜600mg)を2〜3回に分けて服用し始め、3日ないし1週間ごとに最大で1日6錠(1,200mg)まで徐々に増量されます。その後、1日1〜4錠(200〜800mg)を1〜3回に分けて服用しますが、治療を受ける疾患や年齢・症状などによって適宜増減されます。必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 飲み忘れた場合は、気がついたときにできるだけ早く飲んでください。ただし、次の通常飲む時間が近い場合には、忘れた分は飲まないで1回分を飛ばしてください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。

生活上の注意

  • めまいや眠気があらわれることがありますので、自動車の運転や機械の操作は避けてください。
  • 定期的に血液中の薬の濃度を測定するため、医師が指示した受診日を守ってください。

この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)

主な副作用として、手足の震え、のどの渇き、下痢、尿量の減少などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 手足の震え、嘔吐、意識がぼんやりする[リチウム中毒]
  • 発熱、筋肉のこわばり、飲み込みにくい[悪性症候群]
  • 息切れ、めまい、脈が遅くなる[洞不全症候群、高度徐脈]
  • 多飲・多尿、全身倦怠感、のどの渇き[腎性尿崩症]
  • 物忘れがひどい、考えがまとまらない、意識がうすれる[認知症様症状、意識障害]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法その他

  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄については、薬を受け取った薬局や医療機関に相談してください。
  • 次のような場合に、この薬の血液中の濃度が上昇し、副作用(リチウム中毒)があらわれることがありますので注意してください。
    ―食事や水分がとれない状態が続いたとき
    ―脱水を起こしやすい状態になったとき(発熱を伴う病気にかかったときや、運動や炎天下の活動により過度に発汗し、水分補給が不十分だったとき)
    ―非ステロイド性消炎鎮痛剤などと併用したとき

医療担当者記入欄  

より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、「患者向医薬品ガイド」、医療専門家向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。