くすりのしおり

内服剤
2013年8月改訂

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
商品名:
ペルマックス錠250μg
 主成分:
ペルゴリドメシル酸塩(Pergolide mesilate)
 剤形:
うすい緑色の錠剤、長径11.7mm、短径6.4mm、厚さ3.8mm
 シート記載:
KH121、ペルマックス250μg

この薬の作用と効果について

脳内の神経伝達物質(ドパミン)の受容体(D1およびD2)を刺激して、手のふるえ、筋肉のこわばりや動作が遅くなるなどの症状を改善します。
通常、パーキンソン病の治療に用いられます。

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。

  • 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。心エコー検査により心臓弁膜の病変があると診断された、またはその既往がある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量(この薬の使い方)

  • あなたの用法・用量は(医療担当者記入)
  • 通常、成人は1回主成分として50μgを1日1回夕食直後から2日間服用します。以後、2〜3日ごとに1日50μgずつ増量され、第1週末には1日150μgを服用します。第2週目は1日300μgから開始され、2〜3日ごとに1日150μgずつ増量され、第2週末には1日600μgを服用します。1日100μgでは朝夕の食直後に、1日150μgでは毎食直後に分けて服用します。第3週目は1日750μgから開始され、以後、有効性や安全性を考慮して徐々に増量され、維持量(標準1日750〜1,250μg)が定められます。服用量の増量速度は症状、年齢により適宜増減されます。本剤は1錠中に主成分250μgを含みます。必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 飲み忘れた場合は、気がついた時にできるだけ早く1回分を飲んでください。ただし、次に通常服用する時間が近い場合は飲まずに、次の服用時間に1回分を飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。

生活上の注意

  • 前兆のない突発的睡眠、傾眠(睡眠に近い状態)が現れることがありますので、自動車の運転、高所での作業、危険を伴う作業には従事しないでください。

この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)

主な副作用として、吐き気、胃部不快感・胸やけ、食欲不振、幻覚、嘔吐、ジスキネジア(手足・体が無意識に動く)、めまい・ふらつき、発疹などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 高熱、筋肉のこわばり、手足の震え[悪性症候群]
  • 呼吸が苦しくなる、発熱、から咳[間質性肺炎]
  • 胸の痛み、息切れ、呼吸が苦しくなる[胸膜炎、胸水、胸膜線維症、肺線維症、心膜炎、心膜滲出液、心臓弁膜症]
  • 腰背部痛、腹痛、尿量が減る[後腹膜線維症]
  • 前兆もなく突然眠る[突発性睡眠]
  • 実際にはない物が見えたり聞こえたりするように感じる、根拠のない思い込み、意識の混乱[幻覚、妄想、せん妄]
  • 嘔吐、便やガスが出ない、激しい下腹部痛[腸閉塞]
  • 意識の低下、気を失う[意識障害、失神]
  • 体がだるい、食欲がない、白目や皮膚が黄色くなる[肝機能障害、黄疸]
  • 歯ぐきの出血、あおあざができる、出血しやすい[血小板減少]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法その他

  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄については受け取った薬局に相談してください。
  • [ご家族の方へ]社会的に不利な結果を招くにもかかわらずギャンブルや過剰で無計画な買い物を繰り返したり、性欲や食欲が病的に亢進するなど、衝動が抑えられない症状があらわれることがありますので、これらの症状があらわれた場合には医師に相談してください。

医療担当者記入欄  

より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、「患者向医薬品ガイド」、医療専門家向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。