くすりのしおり

内服剤
2013年10月改訂

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
商品名:
ニフェランタンCR錠10
 主成分:
ニフェジピン(Nifedipine)
 剤形:
帯赤灰色の錠剤、直径7.2mm、厚さ4.0mm
 シート記載:
ニフェランタンCR錠10、ZE101、NFL10、NIFELANTERN CR10、ニフェランタンCR、10mg

この薬の作用と効果について

心臓や血管が収縮する原因となるカルシウムイオンの細胞内への流入を抑制することで、冠血管を拡張し、全末梢血管抵抗を減少させ、抗高血圧作用と抗狭心症作用をあらわします。
通常、高血圧症、腎性高血圧症、および狭心症の治療に用いられます。

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。

  • 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。心疾患がある。
  • 妊娠または妊娠している可能性がある、授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量(この薬の使い方)

  • あなたの用法・用量は(医療担当者記入)
  • 高血圧症:通常、成人は1回2〜4錠(主成分として20〜40mg)を1日1回服用します。ただし、1日1〜2錠(10〜20mg)より開始し、必要に応じて徐々に増量されます。なお、1日4錠(40mg)で効果不十分な場合には、1回4錠(40mg)を1日2回まで増量されます。
    腎実質性高血圧症、腎血管性高血圧症:通常、成人は1回2〜4錠(主成分として20〜40mg)を1日1回服用します。ただし、1日1〜2錠(10〜20mg)より開始し、必要に応じて徐々に増量されます。
    狭心症、異型狭心症:通常、成人は1回4錠(主成分として40mg)を1日1回服用します。症状により適宜増量されますが、最高用量は1日1回6錠(60mg)とされています。
    いずれも、必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 割ったり、砕いたり、すり潰したりしないで、そのままかまずに服用してください。
  • 飲み忘れた場合は気がついた時点で、できるだけ早く1回分を飲んでください。ただし、次に通常飲む時間が近い場合は1回とばして、次の服用時間に1回分を飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。

生活上の注意

  • グレープフルーツジュースと一緒に飲むと薬の効果が強く出ることがありますので一緒に服用しないでください。
  • 血圧低下により、めまい、ふらつきが現れることがありますので、車の運転や高い所での作業、危険をともなう機械の操作などには十分注意してください。
  • 体調(下痢など)により服用後短時間に排便された場合、まれに錠剤の形のまま糞便中に排出されることがあります。このような場合には医師または薬剤師に相談してください。

この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)

主な副作用として、黄疸、胸部痛、上腹部痛、発疹、そう痒、光線過敏症、紫斑、血管浮腫、歯肉肥厚、貧血、呼吸困難、女性化乳房などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 全身の赤い発疹、皮膚がはがれ落ちる、発熱[紅皮症(はく脱性皮膚炎)]
  • のどの痛み、発熱(高熱)、筋肉痛[無顆粒球症]
  • 鼻血、歯ぐきの出血、四肢などの皮下出血[血小板減少]
  • 全身けん怠感、吐き気、皮膚や結膜などが黄色くなる[肝機能障害、黄疸]
  • 意識がうすれる、考えがまとまらない、判断力が低下する[意識障害]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法その他

  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄については受け取った薬局や医療機関に相談してください。

医療担当者記入欄  

より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、「患者向医薬品ガイド」、医療専門家向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。