くすりのしおり

内服剤
2016年1月改訂

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
商品名:
ニフプラス
 主成分:
塩化ナトリウム
塩化カリウム
炭酸水素ナトリウム
無水硫酸ナトリウム(Sodium chloride
Potassium chloride
Sodium bicarbonate
Anhydrous sodium sulfate)
 剤形:
白色の散剤
 シート記載:
ニフプラス、NIFPLUS、137.155g

この薬の作用と効果について

腸管洗浄作用によって、腸管内容物の排除を行います。
通常、大腸内視鏡検査および大腸手術前における腸管内容物の排除に使用されます。

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。

  • 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。胃腸管閉塞症および腸閉塞の疑い、腸管穿孔、中毒性巨大結腸症、誤嚥をおこすおそれがある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量(この薬の使い方)

  • あなたの用法・用量は(医療担当者記入)
  • 1袋を水に溶解して約2Lの溶解液とし、通常、成人は1回溶解液2〜4Lを1時間あたり約1Lの速度で服用しますが、排泄液が透明になった時点で飲むのを終了し、4L以上は飲まないでください。必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 服用速度は溶解液(約180mL)をコップに移し、1時間に6杯(約1L)をめどとしてください。
  • 飲んでいるときまたは飲み終わった後に腹痛、吐き気、嘔吐などがあらわれたときや、2Lを飲んでも排便がない場合は飲むのをやめ、医師や薬剤師に相談してください。
  • 自宅で飲む場合は副作用があらわれたとき対応ができるように付添い人のいる場所で飲んでください。服用する前日あるいは服用前に排便がない場合は医師または薬剤師に相談してください。飲み始めの2〜3杯目までは特にゆっくり飲み、アナフィラキシーの徴候(顔面蒼白、蕁麻疹、嘔吐、呼吸困難など)がないことを確認してから飲んでください。
  • 飲み忘れた場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。

生活上の注意

  • 浸透圧や電解質濃度の変化、腸内細菌による可燃性ガスの発生が起こるので水以外のものを混ぜないでください。

この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)

主な副作用として、嘔吐、腹部膨満感、吐き気、冷感、腹痛、倦怠感、ふらつき感、頭痛、不眠などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 顔面蒼白、嘔吐、呼吸困難[ショック、アナフィラキシー]
  • 腹痛、吐き気、腹部膨満感[腸管穿孔、腸閉塞、鼡径ヘルニア嵌頓]
  • 意識障害、痙攣、吐き気・嘔吐[低ナトリウム血症]
  • 腹痛、血便、発熱[虚血性大腸炎]
  • 嘔吐・吐き気、吐血、血便[マロリー・ワイス症候群]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法その他

  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。溶解後速やかに使用し、やむを得ずすぐに使用できない場合には冷蔵庫内に保存し、48時間以内に使用してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。

医療担当者記入欄  

より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、「患者向医薬品ガイド」、医療専門家向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。