吉田製薬株式会社
内服剤
2012年6月改訂
薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
商品名:
ヨシピリン
主成分:
イソプロピルアンチピリン(Isopropylantipyrine)
剤形:
白色の結晶または結晶性粉末の散剤
シート記載:
この薬の作用と効果について
解熱鎮痛剤で、正常体温には影響は少ないが、異常体温には中枢性の解熱作用を示します。
通常、解熱鎮痛薬の調剤に用いられます。
次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。
以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。本人または両親・兄弟がアレルギー体質(薬物アレルギー、蕁麻疹、気管支喘息、アレルギー性鼻炎、食物アレルギーなど)、肝障害、腎障害、血液障害がある。
妊娠または授乳中
他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
用法・用量(この薬の使い方)
あなたの用法・用量は
(医療担当者記入)
通常、解熱鎮痛薬の調剤に用いられ、配合している他の薬剤により服用方法や服用量が定められます。必ず指示された服用方法に従ってください。
飲み忘れた場合は気がついた時に、1回分を飲んでください。ただし、次に飲む時間が近い場合は1回とばして、次の指示された時間に1回分を飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。
生活上の注意
この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)
主な副作用として、頭痛、発疹、浮腫、小疱性角膜炎、結膜炎、胃痛、食欲不振、吐き気・嘔吐、下痢などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
顔面蒼白、めまい、呼吸困難[ショック]
発熱、紅斑・水疱、結膜充血[皮膚粘膜眼症候群、中毒性表皮壊死]
貧血症状、出血傾向(鼻血、歯茎からの出血)、発熱[再生不良性貧血、無顆粒球症]
全身倦怠感、食欲不振、皮膚や結膜が黄色くなる[黄疸]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
保管方法その他
乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄については受け取った薬局に相談してください。
医療担当者記入欄
年
月
日
より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、医療専門家向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。