吉田製薬株式会社
外用剤
2012年6月改訂
薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
商品名:
酸化亜鉛「ヨシダ」
主成分:
酸化亜鉛(Zinc oxide)
剤形:
白色の無晶性の粉末の散剤
シート記載:
この薬の作用と効果について
局所収れん作用、保護作用、軽度の防腐作用があり、創傷面や潰瘍面に散布すると、患部を乾燥し、分泌や細菌の繁殖を抑えます。
通常、軽度の皮膚病変の収れん・消炎・保護・緩和な防腐に用いられます。
次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。
以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。
妊娠または授乳中
他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
用法・用量(この薬の使い方)
あなたの用法・用量は
(医療担当者記入)
外用散剤(散布剤)
:通常、主成分として15〜100%の濃度に調整し、症状に応じ1日1〜数回患部に散布します。
軟膏剤・液剤(懸濁剤・リニメント剤・ローション剤など)
:通常、主成分として2〜60%の濃度に調整し、症状に応じ1日1〜数回患部に使用します。
いずれも、必ず指示された使用方法に従ってください。
重度または広範囲の熱傷、湿潤している部位、眼には使用しないでください。
誤って吸引しないようにしてください。
使い忘れた場合は気がついた時に、1回分を使ってください。ただし、次に使用する時間が近い時は1回とばして、次の通常の使用時間に1回分を使用してください。絶対に2回分を一度に使用してはいけません。
誤って多く使用した場合は医師または薬剤師に相談してください。
医師の指示なしに、自分の判断で使用を止めないでください。
生活上の注意
この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)
主な副作用として、過敏症状、発疹、刺激感などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
該当する記載事項はありません。
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
保管方法その他
乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。
医療担当者記入欄
年
月
日
より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、医療専門家向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。