くすりのしおり

外用剤
2019年9月作成

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
商品名:
ロナセンテープ40mg
 主成分:
ブロナンセリン(Blonanserin)
 剤形:
白色の半透明〜微黄色半透明の貼付剤、90.6mm×90.6mm、面積77.2平方センチメートル
 シート記載:
(表) ロナセンテープ 40

この薬の作用と効果について

脳内の神経伝達物質(ドパミン、セロトニンなど)のバランスを整えることにより、強い不安や緊張感、意欲の低下などの症状をやわらげます。
通常、統合失調症の治療に用いられます。

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。

  • 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。こん睡状態がある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量(この薬の使い方)

  • あなたの用法・用量は(医療担当者記入)
  • 通常、成人は主成分として40mg、状態に応じて最大80mgを1日1回貼ります。状態により適宜増減されますが、1日最大量は80mgです。胸部、腹部、背部のいずれかに貼り、24時間ごとに貼り替えてください。本剤は1枚中に主成分40mgを含有します。必ず指示された使用方法に従ってください。
  • 皮膚への刺激を避けるため、貼る場所を毎回変えてください。
  • 傷や湿疹・皮膚炎などがある場所は避けて貼ってください。
  • 貼る場所の皮膚を拭き、清潔にしてからテープを貼ってください。貼る場所の水分は十分に取り除いてください。
  • 包装袋は貼る直前に開け、開封後はすぐにテープを貼ってください。
  • テープをハサミなどで切って使わないでください。
  • 貼り替える時には、先に貼ったテープを除去したことを十分に確認してから、新しいテープを貼ってください。
  • テープが皮膚から一部はがれて粘着力が弱くなった場合は、サージカルテープなどでテープの縁を押さえてください。
  • テープが完全にはがれてしまった場合は、再度貼りなおすか、必要に応じて新しいテープを貼ってください。
  • 貼り忘れた場合は、気がついた時点で1回分を貼り替えてください。絶対に2回分を一度に貼ってはいけません。
  • 誤って多く貼った場合は、すぐにテープをはがして医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で貼る枚数を変えたり貼るのを止めたりしないでください。

生活上の注意

  • 眠気、注意力・集中力・反射運動能力などの低下が起こることがありますので、自動車の運転や危険を伴う機械を扱わないようにしてください。
  • アルコールは薬の作用を強めることがありますので、注意してください。
  • 光線過敏症(日光が当たった場所がかぶれる)を起こすおそれがあるので、貼った場所を衣服で覆うなど、直射日光を避けてください。また、テープをはがした後1〜2週間は、貼った場所への直射日光を避けてください。

この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)

主な副作用として、パーキンソン症候群(手足のふるえ、筋肉のこわばり、動きが遅い)、アカシジア(じっとしていられない)、適用部位紅斑(貼った場所が赤くなる)、適用部位そう痒感(貼った場所がかゆくなる)、不眠、発疹、湿疹、かゆみなどが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 高熱、筋肉のこわばり、手足のふるえ[悪性症候群]
  • 手足の筋肉の痛み、こわばり、しびれ[横紋筋融解症]
  • 顔、特に口の周囲の絶え間ない不随意運動[遅発性ジスキネジア]
  • 食欲不振、吐き気・嘔吐、著しい便秘[麻痺性イレウス]
  • のどが渇く、水を多く飲む、尿の量や回数が多い[高血糖、糖尿病性ケトアシドーシス、糖尿病性昏睡]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法その他

  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 使用済みのテープは接着面を内側にして貼り合わせた後、小児の手の届かないところに安全に廃棄してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄については受け取った薬局や医療機関に相談してください。

医療担当者記入欄  

より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、「患者向医薬品ガイド」、医療専門家向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。