くすりのしおり

内服剤
2019年6月作成

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
商品名:
スマイラフ錠50mg
 主成分:
ペフィシチニブ臭化水素酸塩(Peficitinib hydrobromide)
 剤形:
黄色の錠剤、直径約7.6mm、厚さ約3.5mm
 シート記載:
(表)Smyraf 50mg、50mg、スマイラフ50mg、アステラス製薬、
(裏)Smyraf 50mg、スマイラフ50mg、社マーク、アステラス製薬

この薬の作用と効果について

ヤヌスキナーゼ(JAK)という酵素を阻害することにより、炎症や痛みの発現にかかわっている複数の物質に作用し、関節リウマチの症状を改善します。
通常、既存治療で効果不十分な関節リウマチ(関節の構造的損傷の防止を含む)の治療に用いられます。

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。

  • 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。感染症、活動性結核、肝機能障害、好中球減少、リンパ球減少、ヘモグロビン値減少がある。悪性腫瘍、B型肝炎、先天性QT短縮症候群である。帯状疱疹、間質性肺炎にかかったことがある。
  • 妊娠、妊娠している可能性がある、または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量(この薬の使い方)

  • あなたの用法・用量は(医療担当者記入)
  • 通常、成人は1回3錠(ペフィシチニブとして150mg)を1日1回食後に服用します。なお、状態に応じて1回2錠(100mg)を1日1回食後に服用することがあります。また、中等度の肝機能障害がある場合は、1回1錠(50mg)を1日1回食後に服用します。必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 飲み忘れた場合は、気が付いたときに1回分を飲んでください。ただし、次の飲む時間が近い場合は1回とばして、次の時間に1回分飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。

生活上の注意

  • 副作用を早期に発見するために、服用期間中は医師の指示に従って定期的に血液検査や胸部レントゲン検査、場合によっては胸部CT検査を受けてください。
  • 持続する咳、発熱などがあらわれた場合には、次の診察日まで待たずに、すぐに医師に連絡して診察を受けるようにしてください。
  • 妊娠する可能性のある人は、この薬を使用している間および使用終了後少なくとも1月経周期は、妊娠を避けてください。

この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)

主な副作用として、上咽頭炎、帯状疱疹などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 小水疱が帯状に生じる発疹、発熱、体がだるい[感染症]
  • のどの痛み、頭痛、筋肉痛[好中球減少症、リンパ球減少症、ヘモグロビン減少]
  • 激しい腹痛、吐き気、嘔吐[消化管穿孔]
  • 全身倦怠感、食欲不振、皮膚や白目が黄色くなる[肝機能障害、黄疸]
  • 発熱、咳嗽、呼吸困難[間質性肺炎]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法その他

  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄については受け取った薬局や医療機関に相談してください。
  • 生ワクチンの接種により感染するおそれがありますので、生ワクチン〔麻疹(はしか)、風疹(ふうしん)、おたふくかぜ、水痘(みずぼうそう)、BCGなど〕は接種できません。予防接種を受ける場合には、事前に必ず担当の医師に相談してください。

医療担当者記入欄  

より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、「患者向医薬品ガイド」、医療専門家向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。