くすりのしおり

自己注射剤
2018年12月作成

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
商品名:
フィラジル皮下注30mgシリンジ
 主成分:
イカチバント酢酸塩(Icatibant Acetate)
 剤形:
注射剤
 シート記載:

この薬の作用と効果について

ブラジキニンのブラジキニンB2受容体への結合を阻害することで、血管拡張や血管透過性の亢進を抑制します。
通常、遺伝性血管性浮腫の急性発作に用いられます。

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。

  • 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量(この薬の使い方)

  • あなたの用法・用量は(医療担当者記入)
  • 通常、遺伝性血管性浮腫の発作時に、成人は1回1本(イカチバントとして30mg)を皮下注射します。効果が不十分な場合や症状が再発した場合は、6時間以上の間隔をおいて1回1本(30mg)を追加で注射することがありますが、24時間あたりの注射回数は3回までです。必ず指示された使用方法に従ってください。
  • 注射する部位は腹部です。
  • 薬液に異物または変色が認められる場合は、使用しないでください。
  • 使用者(患者)が希望した場合には、本人が一定の基準を満たしていることを担当の医師が確認した後、自己投与(自己注射)を行うことができます。
  • このシリンジは、再使用しないでください。
  • 遺伝性血管性浮腫の発作が喉頭に発現した場合は、この薬を注射した後、直ちに医療機関を受診してください。
  • 誤って多く注射した場合は医師や薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で注射するのを止めないでください。

生活上の注意

この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)

主な副作用として、注射部位反応が報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 呼吸困難、発疹、目や口唇周囲の膨脹[重篤な過敏症]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法その他

  • 自宅などで保管する場合、薬は2-25℃で保存してください。
  • 乳幼児、小児の手の届かない場所に保存してください。
  • 使用済みのシリンジは廃棄用容器に入れ、医療機関の指示どおりに廃棄してください。

医療担当者記入欄  

より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、「患者向医薬品ガイド」、医療専門家向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。