くすりのしおり

注射剤
2019年9月改訂

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
商品名:
イベニティ皮下注105mgシリンジ
 主成分:
ロモソズマブ(Romosozumab)
 剤形:
注射剤
 シート記載:

この薬の作用と効果について

この薬は、抗スクレロスチン抗体製剤と呼ばれる薬で、骨形成を促進し、骨量の減少を抑え、骨密度を増やして骨折を予防します。
通常、骨折の危険性の高い骨粗鬆症の治療に用いられます。

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。

  • 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。低カルシウム血症がある。狭心症、心筋梗塞、脳血管障害などを起こしたことがある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量(この薬の使い方)

  • あなたの用法・用量は(医療担当者記入)
  • 通常、成人は1ヵ月に1回、12ヵ月間皮下に注射します。12ヵ月の治療終了後に別の骨粗鬆症治療薬を使用します。

生活上の注意

  • 低カルシウム血症の発現を軽減するため、医師の指示どおり、カルシウムとビタミンを服用してください。もし、カルシウムとビタミンDの内服が難しい場合は、医師にご相談ください。
  • 服用中は口腔内を清潔に保ってください。あごの痛みや腫れ、あごのしびれ感、歯のゆるみがあらわれるおそれがあります。
  • 歯の治療を受ける場合には、この薬を服用していることを歯科医師または口腔外科医師に伝えてください。
  • 胸の痛み、圧迫感、狭窄感、冷汗、頭痛、吐き気、嘔吐、一時的な意識障害、手足の片側の麻痺、言語障害などの症状があらわれた場合は、速やかに医療機関を受診してください。

この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)

主な副作用として、関節痛、注射部位痛、注射部位紅斑、鼻咽頭炎などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 手足のふるえ、筋肉の脱力感、けいれん、しびれ、不整脈[低カルシウム血症]
  • 口・歯ぐきの腫れ、歯・歯ぐき・あごの痛み、歯のゆるみ[顎骨壊死・顎骨骨髄炎]
  • 太ももや太ももの付け根の痛み[大腿骨転子下および近位大腿骨骨幹部の非定型骨折]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法その他

医療担当者記入欄  

より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、「患者向医薬品ガイド」、医療専門家向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。