くすりのしおり

注射剤
2018年11月作成

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
商品名:
ビーリンサイト点滴静注用35μg
 主成分:
ブリナツモマブ(遺伝子組換え)(Blinatumomab(genetical recombination))
 剤形:
注射剤
 シート記載:

この薬の作用と効果について

患者さん自身の免疫細胞(T細胞)と白血病細胞(がん化したB細胞)を結合させ、T細胞が結合した白血病細胞を傷害することで、がん細胞の増殖を抑えます。
通常、再発または難治性のB細胞性急性リンパ性白血病の治療に用いられます。

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。

  • 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量(この薬の使い方)

  • あなたの用法・用量は(医療担当者記入)
  • 通常、28日間点滴で静脈内に注射し、14日間休薬します。これを1サイクルとして、最大5サイクルを繰り返します。その後、28日間点滴で静脈内に注射し、56日間休薬します。これを1サイクルとして、最大4サイクルを繰り返します。
  • 一定期間使用したあとで、効果を見ながら注射期間を決めていきます。具体的な注射期間については、担当の医師にお聞きください。

生活上の注意

  • 痙攣発作、意識障害などがあらわれることがあるので、この薬を使用中の人は自動車の運転など危険を伴う機械の操作に従事しないようにしてください。
  • 妊娠する可能性のある女性は、この薬を使用している間および使用終了後一定期間は避妊してください。

この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)

主な副作用として、発熱、サイトカイン放出症候群、腹痛、頭痛、貧血などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 頭痛、不眠、めまい[神経学的事象]
  • 発熱、寒気、体がだるい[感染症]
  • 吐き気、頭痛、胸の痛み[サイトカイン放出症候群]
  • 意識の低下、尿量が減る、息苦しい[腫瘍崩壊症候群]
  • 動悸、発熱、鼻血[骨髄抑制]
  • 強い腹痛、背中の痛み、嘔吐[膵炎]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法その他

医療担当者記入欄  

より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、「患者向医薬品ガイド」、医療専門家向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。