くすりのしおり

内服剤
2018年12月作成

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
商品名:
ミルタザピン錠30mg「共創未来」
 主成分:
ミルタザピン(Mirtazapine)
 剤形:
黄赤色の錠剤、長径約13.1mm、短径約7.1mm、厚さ約4.5mm
 シート記載:
(表)ミルタザピン錠30mg「共創未来」、ミルタザピン、30mg
(裏)MIRTAZAPINE 30mg「KYOSOMIRAI」、ミルタザピン「共創未来」、30mg

この薬の作用と効果について

脳内のノルアドレナリン・セロトニンの神経伝達を増強することにより、気分を和らげ、不安、いらいら、不眠などの症状を改善します。
通常、うつ病・うつ状態の治療に用いられます。

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。

  • 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。肝機能障害、腎機能障害、自殺念慮または自殺企図の既往、自殺念慮、躁うつ病、脳の器質的障害、統合失調症の素因、衝動性が高い併存障害、てんかんなどの痙攣性疾患またはこれらの既往歴、心疾患(心筋梗塞、狭心症、伝導障害など)、低血圧、緑内障、眼内圧亢進、排尿困難がある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量(この薬の使い方)

  • あなたの用法・用量は(医療担当者記入)
  • 通常、成人は1日1回主成分として15mgを初期用量とし、その後15〜30mgを就寝前に服用します。なお、年齢・症状により適宜増減されますが、1日45mgを超えません。増量は1週間以上の間隔をあけて1日用量として15mgずつ行われます。本剤は1錠中に主成分30mgを含有します。必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 飲み忘れた場合は、気がついた時にできるだけ早く飲んでください。ただし、次の通常飲む時間が近い場合は、忘れた分は飲まないで1回分を飛ばしてください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。

生活上の注意

  • 眠気、めまいなどがあらわれることがありますので、自動車の運転など危険を伴う機械の操作は避けてください。
  • アルコールは薬の鎮静作用を強めることがありますので、できるだけ避けてください。
  • セイヨウオトギリソウ(セント・ジョーンズ・ワート)含有食品は薬のセロトニン症候群(不安、興奮など)などが起こるおそれがあるので、注意してください。

この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)

主な副作用として、傾眠、口渇、倦怠感、便秘、体重増加、めまいなどが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 不安、興奮、発汗[セロトニン症候群]
  • のどの痛み、頭痛、高熱が出る[無顆粒球症、好中球減少症]
  • 筋肉が発作的に収縮する状態[痙攣]
  • 全身倦怠感、食欲不振、皮膚や粘膜などの黄染(黄色くなる)[肝機能障害、黄疸]
  • 痙攣、意識障害、全身倦怠感[抗利尿ホルモン不適合分泌症候群]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法その他

  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄については受け取った薬局や医療機関に相談してください。
  • [ご家族の方へ]患者さんに自殺念慮・攻撃性などの行動の変化や基礎疾患の悪化があらわれることがありますので、医師と緊密に連絡を取り合ってください。

医療担当者記入欄  

より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、「患者向医薬品ガイド」、医療専門家向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。