くすりのしおり

内服剤
2018年10月作成

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
商品名:
スピロノラクトン錠50mg「YD」
 主成分:
スピロノラクトン(Spironolactone)
 剤形:
黄色の錠剤、直径約9.5mm、厚さ約4.5mm
 シート記載:
(表)スピロノラクトン錠50mg「YD」、50mg、スピロノラクトン
(裏)SPIRONOLACTONE 50mg、スピロノラクトン錠50mg「YD」、50mg、利尿降圧剤、YD 024

この薬の作用と効果について

アルドステロンの働きを抑制することにより尿量を増やし、体内の過剰な水分を排泄することにより体のむくみを取り、血圧をさげます。
通常、高血圧症、心性浮腫(うっ血性心不全)、腎性浮腫、肝性浮腫、特発性浮腫、悪性腫瘍に伴う浮腫および腹水、栄養失調性浮腫、原発性アルドステロン症の診断および症状の改善に用いられます。

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。

  • 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。無尿または急性腎不全、高カリウム血症、アジソン病、心疾患、冠硬化症または脳動脈硬化症、腎障害、肝障害、食塩制限をしている。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量(この薬の使い方)

  • あなたの用法・用量は(医療担当者記入)
  • 通常、成人は1日1〜2錠(主成分として50〜100mg)を分けて服用しますが、年齢・症状により適宜増減されます。必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 夕食以後の服用は、夜間の排尿のために睡眠の妨げになることがあります。医師の指示がある場合以外は避けてください。
  • 飲み忘れた場合は、気がついた時にできるだけ早く飲んでください。ただし、次に通常に服用する時間が近い場合は飲まずに、次の服用時間から1回分を飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。

生活上の注意

  • 血圧が下がることにより、めまい、ふらつきなどがあらわれることがありますので、車の運転や高い所での作業、危険をともなう機械の操作などには十分注意してください。

この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)

主な副作用として、女性型乳房、乳房痛・腫れ、陰萎、多毛、月経不順、無月経、閉経後に性器出血、声が低音化、発疹、蕁麻疹、かゆみ、食欲不振、吐き気、口渇、下痢、便秘、倦怠感、動悸、発熱、そばかすなどが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 不整脈・胸痛、全身倦怠感、脱力[電解質異常(高カリウム血症、低ナトリウム血症、代謝性アシドーシスなど)]
  • 尿量減少、手足や顔のむくみ、頭痛[急性腎不全]
  • 発疹、粘膜のびらん・水ぶくれ、高熱[中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法その他

  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。

医療担当者記入欄  

より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、医療専門家向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。