くすりのしおり

内服剤
2018年10月作成

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
商品名:
ベラプロストNa錠40μg「YD」
 主成分:
ベラプロストナトリウム(Beraprost sodium)
 剤形:
白色の錠剤、直径約8.1mm、厚さ約3.6mm
 シート記載:
(表)ベラプロストNa錠40μg「YD」、40μg、ベラプロスト
(裏)BERAPROST Na 40μg、ベラプロストNa錠40μg「YD」、40μg、YD 663

この薬の作用と効果について

体内ホルモン誘導体のプロスタグランジン剤で、血管や血小板のプロスタサイクリン受容体に作用して抗血小板作用、血管拡張作用などを示し、血流を改善し、手足のしびれ・痛みを改善します。
通常、慢性動脈閉塞症に伴う潰瘍、疼痛および冷感の改善、原発性肺高血圧症に用いられます。

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。

  • 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。出血(血友病、毛細血管脆弱症、上部消化管潰瘍、尿路出血、喀血、眼底出血など)がある。
  • 妊娠または授乳中、妊娠している可能性がある。
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量(この薬の使い方)

  • あなたの用法・用量は(医療担当者記入)
  • 慢性動脈閉塞症に伴う潰瘍、疼痛および冷感の改善:通常、成人は1回1錠(主成分として40μg)を1日3回食後に服用します。
    原発性肺高血圧症:通常、成人は1回主成分として20μgを1日3回食後に服用します。症状を見ながら徐々に増量されます。増量する場合には、服用回数を1日3〜4回とし、最高用量を1日180μgとします。本剤は1錠中に主成分40μgを含有しています。
    いずれの場合も、必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 飲み忘れた場合は、1回とばして次の服用時間まで飲まないでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。

生活上の注意

この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)

主な副作用として、頭痛、顔面潮紅、ほてり、下痢、吐き気、倦怠感、出血傾向、皮下出血、鼻出血、貧血、発疹、湿疹、かゆみ、蕁麻疹、紅斑などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 頭痛、吐き気、視力低下[出血傾向(脳出血、消化管出血、肺出血、眼底出血)]
  • 顔色蒼白、冷汗、立ちくらみ[ショック、失神、意識消失]
  • 発熱、から咳、呼吸困難[間質性肺炎]
  • 全身が倦怠感、食欲不振、皮膚や白目が黄色くなる[肝機能障害]
  • 胸の圧迫感、胸がしめつけられるように痛い、冷汗[狭心症、心筋梗塞]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法その他

  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄については受け取った薬局や医療機関に相談してください。

医療担当者記入欄  

より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、「患者向医薬品ガイド」、医療専門家向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。