くすりのしおり

内服剤
2019年3月改訂

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
商品名:
スージャヌ配合錠
 主成分:
シタグリプチンリン酸塩水和物(Sitagliptin phosphate hydrate)
イプラグリフロジンL-プロリン(Ipragliflozin L-Proline)
 剤形:
淡黄赤色の錠剤、直径9.6mm、厚さ4.6mm
 シート記載:
スージャヌ配合錠、シタグリプチン50mg、イプラグリフロジン50mg、SUJANU配合錠、糖尿病用薬、1日1回服用

この薬の作用と効果について

血糖を一定に保つ働きをするインクレチンを分解する酵素を阻害し、血糖が高い時にインスリン分泌促進作用並びにグルカゴン濃度低下作用を増強します。また、腎臓で糖を再吸収するSGLT2を阻害し、過剰な糖を尿と一緒に排出させます。これらの作用によって、血糖コントロールを改善します。
通常、2型糖尿病の治療に用いられます。

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。

  • 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。ケトーシス、糖尿病性昏睡または前昏睡、1型糖尿病、感染症、手術前後、外傷がある、腎機能障害、肝機能障害、脳下垂体異常、副腎疾患、栄養状態が悪い、著しくやせている、飢餓状態、食事が不規則、十分な食事を摂取していない、衰弱している、激しい筋肉運動をしている、酒を大量に飲んでいる、腹部手術をしたことがある、腸閉塞になったことがある、尿路感染・性器感染がある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量(この薬の使い方)

  • あなたの用法・用量は(医療担当者記入)
  • 通常、成人は1回1錠を1日1回朝食前または朝食後に服用します。必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 飲み忘れた場合は、忘れた分を服用せずに、1回とばして翌日の朝に飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。

生活上の注意

  • 指示された食事療法や運動療法をきちんと守ってください。
  • 低血糖症状が起こった時には十分量の糖分(砂糖、ブドウ糖、清涼飲料水など)をとるようにしてください。α-グルコシダーゼ阻害剤(糖分の吸収を遅らせる薬)と同時に服用中の方は、低血糖症状が起こった時にはブドウ糖をとるようにしてください。
  • 低血糖症状を起こす事がありますので、高所での作業や車の運転など危険を伴う機械の操作には注意してください。
  • 脱水症状を起こすことがありますので、多めに水分をとってください。スポーツドリンクなど糖分を含む飲み物は、血糖を上昇させてしまうので、水やお茶での水分摂取が望ましいでしょう。
  • 自分の判断で水分摂取を止めたり水分量を減らさないようにしてください。
  • 下痢・嘔吐を繰り返したり、食欲不振で食事や水分が摂れないことが続くような場合には、服薬を中止してください。

この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)

主な副作用として、頻尿、口の渇き、便秘などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 寒気、空腹感、手足のふるえ[低血糖]
  • 激しい上腹部の痛み、腰背部の痛み、吐き気[急性膵炎]
  • 水ぶくれ、びらん、紅斑[類天疱瘡]
  • 寒気、発熱、脇腹・背部の痛み[腎盂腎炎、敗血症]
  • のどの渇き・口の渇き、尿の量が多い、めまい・ふらつき[脱水]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法その他

  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。

医療担当者記入欄  

より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、「患者向医薬品ガイド」、医療専門家向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。