くすりのしおり

内服剤
2018年6月作成

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
商品名:
アジレクト錠0.5mg
 主成分:
ラサギリンメシル酸塩(Rasagiline mesilate)
 剤形:
白色〜ほとんど白色の錠剤、直径6.5mm、厚さ約2.4mm
 シート記載:
(表)アジレクト0.5mg、パーキンソン病治療剤、(裏)アジレクト0.5mg、Azilect、GIL 0.5、パーキンソン病治療剤

この薬の作用と効果について

選択的MAO-B(モノアミン酸化酵素B型)阻害剤で、脳内のドパミンの分解を抑えて、脳内のドパミン濃度を増やすことによって、パーキンソン病症状を改善します。
通常、パーキンソン病の治療に用いられます。

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。

  • 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。肝機能障害、低体重である。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量(この薬の使い方)

  • あなたの用法・用量は(医療担当者記入)
  • 通常、成人は1回2錠(ラサギリンとして1mg)を1日1回服用します。必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 飲み忘れた場合は気が付いたときに1回分を飲んでください。ただし、次に飲む時間が近い場合は1回とばして、次の時間に1回分を飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。

生活上の注意

  • この薬を飲むと、傾眠(眠気でぼんやりする)、突発的睡眠または睡眠発作(前兆のない急な眠り込み)があらわれることがあります。この薬の使用中は自動車の運転や機械の操作、高いところでの作業など危険を伴う作業はしないでください。
  • 社会的に不利な結果を招くにもかかわらず、持続的にギャンブルや、過剰で無計画な買い物を繰り返したり、性欲や食欲が病的に亢進するなど、衝動が抑えられない症状があらわれることがあります。患者さんや家族の方は、医師からこれらについて理解できるまで説明を受けてください。また、これらの症状が現れた場合には、医師に相談してください。
  • セイヨウオトギリソウ(St. John's Wort、セント・ジョーンズ・ワート)を含む食品は、この薬に影響しますので、控えてください。
  • 喫煙は控えてください。
  • チーズ・ビール・赤ワインなど、チラミンを多く含む飲食物は控えてください。

この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)

主な副作用として、ジスキネジア(不随意運動)、転倒、鼻咽頭炎などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 立ちくらみ、めまい、ふらつき[起立性低血圧]
  • 眠気でぼんやりする、前兆のない急な眠り込み[傾眠、突発的睡眠]
  • 現実には存在しないものが見えたり、ない音が聞こえたりする[幻覚]
  • 社会的に不利な結果を招くにもかかわらずギャンブルを繰り返す、病的に性欲が亢進する、過剰で無計画な買い物を持続的に繰り返す、病的に食欲が亢進する[衝動制御障害]
  • さむけ、汗をかく、発熱、手のふるえ、興奮、不安[セロトニン症候群]
  • 急激な発熱、筋肉のこわばり、手足のふるえ、けいれん、意識障害、嚥下困難[悪性症候群]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法その他

  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄については受け取った薬局や医療機関に相談してください。

医療担当者記入欄  

より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、「患者向医薬品ガイド」、医療専門家向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。