くすりのしおり

注射剤
2018年1月作成

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
商品名:
リツキシマブBS点滴静注500mg「KHK」
 主成分:
リツキシマブ(遺伝子組換え)[リツキシマブ後続1](Rituximab (genetical recombination) [Rituximab Biosimilar1])
 剤形:
注射剤
 シート記載:

この薬の作用と効果について

CD20陽性と呼ばれる特定のB細胞(リンパ球)とB細胞性リンパ腫細胞を破壊することで、これらの細胞の増殖を抑えます。
通常、非ホジキンリンパ腫、リンパ増殖性疾患、ヴェゲナ肉芽腫症、顕微鏡的多発血管炎の治療に用いられます。

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。

  • 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。B型肝炎にかかっている、または過去にかかっていたことがある。感染症(敗血症、肺炎、ウイルス感染)にかかっている。心機能、肺機能に異常がある、または過去に異常があった。骨髄機能抑制がある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量(この薬の使い方)

  • あなたの用法・用量は(医療担当者記入)
  • 非ホジキンリンパ腫:通常、1週間間隔で、最大8回まで静脈内に点滴します。他の抗悪性腫瘍剤と併用する場合は、併用する抗悪性腫瘍剤の使用間隔に合わせて、1サイクルあたり1回点滴します。維持療法に用いる場合は、8週間間隔を目安とし、最大12回まで点滴します。
    リンパ増殖性疾患:通常、1週間間隔で、最大8回まで静脈内に点滴します。
    ヴェゲナ肉芽腫症、顕微鏡的多発血管炎:通常、1週間間隔で、静脈内に4回点滴します。
  • 一緒に使用する他の薬や、患者さんの状態などによって、使用量や使用間隔を決めていきます。具体的な使用期間については、担当の医師にお聞きください。

生活上の注意

この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)

主な副作用として、便秘、注入に伴う反応(発熱、寒気、息切れ、動悸、脈が速くなる、頭痛、吐き気、めまいなど)、吐き気、末梢性および末梢性感覚ニューロパチー(運動のまひ、感覚のまひ、手足のしびれ、手足の痛み)、疲労、無力症、錯感覚、脱毛症、嘔吐などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 脱力感、めまい、息苦しい、眼と口唇のまわりのはれ、意識の低下、胸の痛み[アナフィラキシー様症状、肺障害、心障害]
  • 脇腹の痛み、血尿、尿量が減る[腫瘍崩壊症候群、腎障害]
  • 発熱、からだがだるい、皮膚や白目が黄色くなる、嘔吐、食欲不振、羽ばたくような手のふるえ[B型肝炎ウイルスによる劇症肝炎、肝炎の増悪、肝機能障害、黄疸]
  • 高熱、まぶたや眼の充血、唇や口内のただれ、中央にむくみをともなった赤い斑点、全身の激しいかゆみ[皮膚粘膜症状]
  • 発熱、のどの痛み、めまい、息切れ、動悸、鼻血、出血しやすい[汎血球減少などの血液障害]
  • かぜのような症状、からだがだるい、発熱、嘔吐[感染症]
  • けいれん、ふらつき、意識がなくなる、しゃべりにくい、覚えられない[進行性多巣性白質脳症、可逆性後白質脳症症候群などの脳神経症状]
  • 発熱、から咳、息苦しい、息切れ[間質性肺炎]
  • 吐き気、嘔吐、激しい腹痛、むかむかする、排便の停止[消化管穿孔・閉塞]
  • 脱力感、立ちくらみ、めまい[血圧下降]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法その他

医療担当者記入欄  

より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、「患者向医薬品ガイド」、医療専門家向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。