くすりのしおり

内服剤
2017年6月作成

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
商品名:
ホリナート錠25mg「KCC」
 主成分:
ホリナートカルシウム(Calcium Folinate)
 剤形:
淡黄白色の錠剤、直径8.0mm、厚さ3.5mm
 シート記載:
表面 ホリナート25、KCC F01、25
裏面 ホリナート錠25mg「KCC」、食事の前後1時間をさけて服用する、25

この薬の作用と効果について

この薬には抗がん作用はありませんが、テガフール・ウラシル配合剤と一緒に服用することで、テガフール・ウラシル配合剤の抗がん作用を増強します。
通常、結腸・直腸がんに用いられます。

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。

  • 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。骨髄抑制、肝障害またはその既往、腎障害、感染症、心疾患またはその既往、下痢、消化管潰瘍または出血、糖尿病、水ぼうそうがある。他の抗がん剤や放射線の治療を受けている。以前に抗がん剤の受けたことがある。テガフール・ギメラシル・オテラシルカリウム配合剤を服用中または7日以内に服用していた。
  • 妊娠、妊娠している可能性がある、授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量(この薬の使い方)

  • あなたの用法・用量は(医療担当者記入)
  • 通常、成人は1回1錠(ホリナートとして25mg)を1日3回(約8時間ごとに)本剤とテガフール・ウラシル配合剤を同時に食事の前後1時間を避けて服用します。これを28日間連続で服用し、その後7日間服用を休みます。これを1クールとして繰り返します。必ず指示された服用方法に従ってください。
  • テガフール・ギメラシル・オテラシルカリウム配合剤と絶対に一緒に飲んではいけません。また、テガフール・ギメラシル・オテラシルカリウム配合剤を中止して7日以内はこの薬を飲んではいけません。
  • 飲み忘れた場合は、次の服用時間に1回分服用してください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。

生活上の注意

  • この薬を服用している間は、症状が出てこない副作用を見つけるために、定期的な検査が行われますので、受診日はできるだけ守ってください。

この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)

主な副作用として、食欲不振、吐き気、嘔吐、下痢、口内炎、腹痛、体がだるい、頭痛、色素沈着、皮膚炎、発疹、かゆみ、動悸などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 出血が止まりにくい、発熱、のどの痛み、体がだるい[骨髄抑制、溶血性貧血などの血液障害]
  • 皮膚が黄色くなる、白目が黄色くなる、体がだるい[劇症肝炎などの重篤な肝障害]
  • 激しい腹痛、下痢[重篤な腸炎]
  • 意識障害、めまい、しゃべりにくい、歩きにくい[白質脳症を含む精神神経障害]
  • 胸のいたみ、動悸、息切れ[狭心症、心筋梗塞、不整脈]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法その他

  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。

医療担当者記入欄  

より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、「患者向医薬品ガイド」、医療専門家向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。