くすりのしおり

内服剤
2017年9月作成

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
商品名:
プロピベリン塩酸塩錠10mg「MED」
 主成分:
プロピベリン塩酸塩(Propiverine hydrochloride)
 剤形:
白色の錠剤、直径7.1mm、厚さ3.3mm
 シート記載:
プロピベリン塩酸塩10mg「MED」、MED-741、Propiverine Hydrochloride 10mg「MED」

この薬の作用と効果について

抗コリン作用とCa拮抗作用に基づく膀胱平滑筋直接作用により、膀胱容量の増加、排尿運動の抑制、膀胱収縮の抑制を示します。
通常、神経因性膀胱・神経性頻尿・不安定膀胱・膀胱刺激状態(慢性膀胱炎、慢性前立腺炎)における頻尿・尿失禁、過活動膀胱における尿意切迫感・頻尿および切迫性尿失禁の治療に用いられます。

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。

  • 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。幽門、十二指腸または腸管が閉塞している、胃アトニーまたは腸アトニー、尿閉、閉塞隅角緑内障、重症筋無力症、心疾患
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量(この薬の使い方)

  • あなたの用法・用量は(医療担当者記入)
  • 通常、成人は1回2錠(主成分として20mg)を1日1回食後に服用します。年齢・症状により適宜増減されますが、効果不十分の場合は1回2錠(20mg)を1日2回まで増量されることもあります。必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 飲み忘れた場合は、気がついた時にできるだけ早く飲んでください。ただし、次に飲む時間が近い場合は、忘れた分は飲まないで1回分をとばしてください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。

生活上の注意

  • 眼調節障害、眠気、めまいがあらわれることがありますので、車の運転など危険を伴う機械の操作はしないようにしてください。

この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)

主な副作用として、口渇、意識障害、パーキンソン症状、ジスキネジア(口や舌が勝手に動く)、徐脈、かゆみ、発疹、蕁麻疹などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 吐き気、頭痛を伴う眼痛、視力低下[急性緑内障発作]
  • 膀胱の尿が排出できない状態[尿閉]
  • 著しい便秘、腹部膨満[麻痺性イレウス]
  • 現実には存在しない物が見えたり、ない音が聞こえる[幻覚・せん妄]
  • 顔のむくみ、尿量減少、頭痛[腎機能障害]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法その他

  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。

医療担当者記入欄  

より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、医療専門家向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。