くすりのしおり

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
商品名:
エムプリシティ点滴静注用300mg
 主成分:
エロツズマブ(Elotuzumab)
 剤形:
注射剤
 シート記載:

この薬の作用と効果について

抗悪性腫瘍剤で、ヒト化IgG1モノクローナル抗体製剤と呼ばれる点滴用注射剤です。骨髄腫細胞上やナチュラルキラー細胞上のSLAMF7という膜タンパク質に結合し、抗腫瘍効果を発揮します。
通常、再発または難治性の多発性骨髄腫の治療に用いられます。

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。

  • 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。
  • 妊娠、妊娠している可能性がある、授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量(この薬の使い方)

  • あなたの用法・用量は(医療担当者記入)
  • レナリドミドおよびデキサメタゾンとの併用において、通常、成人は点滴で静脈内に注射します。
  • 28日間を1サイクルとし、最初の2サイクルは1週間間隔で4回(1、8、15、22日目)、3サイクル以降は2週間間隔で2回(1、15日目)注射します。
  • 具体的な使用期間については、担当の医師にお聞きください。

生活上の注意

  • 発熱、さむけ、高血圧などのインフュージョンリアクションがあらわれることがあります。インフュージョンリアクションは、この薬の初回注射時に多く報告されていますが、2回目以降にもあらわれることがあります。何か、体調の変化を感じられた場合には、ただちに医師に伝えてください。
  • リンパ球減少などがあらわれることがあるので、定期的に血液検査が行われます。
  • 妊娠する可能性のある女性やパートナーが妊娠する可能性がある男性は、この薬を使用している間および使用後から一定期間は避妊してください。

この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)

主な副作用として、疲労、下痢、筋痙縮、不眠症、貧血、便秘、末梢性浮腫、発熱、吐き気、無力症などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 発熱、かゆみ、汗の増加、皮膚の吹出もの、さむけ、下痢[インフュージョンリアクション]
  • かぜのような症状、からだがだるい、発熱、嘔吐[感染症]
  • 発熱、のどの痛み[リンパ球減少]
  • 発熱、から咳、息苦しい、息切れ[間質性肺疾患]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法その他

医療担当者記入欄  

より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、「患者向医薬品ガイド」、医療専門家向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。