薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。 |
主成分: |
エスフルルビプロフェン ハッカ油(Esflurbiprofen Mentha Oil)
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剤形: |
淡黄色の薬剤を肌色の支持体に展延した貼付剤、大きさ10cm×14cm |
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この薬の作用と効果について
痛みや炎症の原因となる物質(プロスタグランジン)の生合成を抑制し、痛みや炎症をやわらげます。 通常、変形性関節症の鎮痛・消炎に用いられます。
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次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。
- 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。胃・十二指腸潰瘍、血液異常、肝障害、腎障害、心機能不全、高血圧症、アスピリン喘息またはその既往歴、気管支喘息、潰瘍性大腸炎、クローン病がある。
- 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。
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用法・用量(この薬の使い方)
- 通常、1日1回患部に貼ります。同時に2枚を超えて貼らないでください。必ず指示された使用方法に従ってください。
- 傷口や粘膜、湿疹または発疹のある部位には貼らないでください。
- 使い忘れた場合は、気がついたときにできるだけ早く貼ってください。ただし、次の通常使用する時間が近い場合には、忘れた分は使用しないで飛ばしてください。2回分を一度に使ってはいけません。
- 誤って多く使用した場合は医師または薬剤師に相談してください。
- 医師の指示なしに、自分の判断で使うのを止めないでください。
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生活上の注意
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この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)
主な副作用として、適用部位の皮膚炎、紅斑、湿疹などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。 まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。 このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
- 冷汗、呼吸困難、蕁麻疹[ショック、アナフィラキシー]
- 尿量減少、血尿、むくみ[急性腎不全、ネフローゼ症候群]
- 胃痛、胸やけ、下血[胃腸出血]
- 呼吸困難、喘鳴(ヒューヒュー音)[喘息発作の誘発(アスピリン喘息)]
- 皮膚の赤い発疹、痛みを伴った粘膜疹、眼球結膜の充血[中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群、剥脱性皮膚炎]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。
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保管方法その他
- 乳幼児、小児の手の届かないところで、光、高温、湿気を避けて保管してください。
- 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄については受け取った薬局や医療機関に相談してください。
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