くすりのしおり

内服剤
2015年12月作成

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
商品名:
ペンタサ顆粒94%
 主成分:
メサラジン(Mesalazine)
 剤形:
灰白色〜淡灰黄褐色の円柱状の顆粒剤
 シート記載:
[黄色,250mg]ペンタサ顆粒94%、メサラジン250mg含有、KP-012
[緑色,500mg]ペンタサ顆粒94%、メサラジン500mg含有、KP-012
[青色,1,000mg]ペンタサ顆粒94%、メサラジン1,000mg含有、KP-012
[橙色,2,000mg]ペンタサ顆粒94%、メサラジン2,000mg含有、KP-012

この薬の作用と効果について

炎症細胞から放出される活性酸素を消去し、ロイコトリエンの合成を抑制することにより、炎症の進展や組織の障害を抑制し、腹痛、血便などを改善します。
通常、潰瘍性大腸炎、クローン病の治療に用いられます。

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。

  • 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。腎障害、肝障害がある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量(この薬の使い方)

  • あなたの用法・用量は(医療担当者記入)
  • 潰瘍性大腸炎:通常、成人は1日主成分として1,500mgを3回に分けて食後に服用しますが、寛解期には、必要に応じて1日1回の服用となることがあります。年齢・症状により適宜増減され、1日2,250mgが上限とされていますが、活動期には必要に応じて1日4,000mgを2回に分けて服用となることがあります。通常、小児は1日主成分として体重当たり30〜60mg/kgを3回に分けて食後に服用します。年齢・症状により適宜増減されますが、1日2,250mgが上限とされています。
    クローン病:通常、成人は1日主成分として1,500〜3,000mgを3回に分けて食後に服用しますが、年齢・症状により適宜減量されます。通常、小児は1日主成分として体重当たり40〜60mg/kgを3回に分けて食後に服用しますが、年齢・症状により適宜増減されます。
    この薬には1包中に主成分250mg、500mg、1,000mg、2,000mgを含む4種類の製剤があります。必ず指示された服用方法に従ってください。
  • この薬は主成分の放出を調節している製剤なので、かまずに服用してください。
  • 飲み忘れた場合は気がついたときに1回分を飲んでください。ただし、次の通常飲む時間が近い場合は、忘れた分は飲まないで1回分を飛ばしてください。2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。

生活上の注意

  • 便に白いものが混じることがありますが、コーティング剤のエチルセルロースなので、心配はいりません。

この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)

副作用として、下痢、下血・血便、腹痛、発疹、発熱、尿着色などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 発熱、呼吸困難、から咳[間質性肺疾患]
  • 胸部痛、発熱、呼吸困難[心筋炎、心膜炎、胸膜炎]
  • 発熱、尿量減少、呼吸困難[間質性腎炎、ネフローゼ症候群、腎機能低下、急性腎不全]
  • 貧血傾向、出血傾向、発熱[再生不良性貧血、汎血球減少、無顆粒球症、血小板減少症]
  • 全身けん怠感、食欲がない、皮膚や結膜などが黄色くなる[肝炎、肝機能障害、黄疸]
  • 激しい上腹部または腰背部の痛み、発熱、吐き気・嘔吐[膵炎]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法その他

  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、光、高温、湿気を避けて保管してください。保存中にわずかに着色することがありますが薬の効き目には変わりありません。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。

医療担当者記入欄  

より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、医療専門家向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。