くすりのしおり

内服剤
2016年3月改訂

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
商品名:
セルトラリン錠100mg「三和」
 主成分:
塩酸セルトラリン(Sertraline hydrochloride)
 剤形:
白色〜帯黄白色の割線入錠剤、直径約9.1mm、厚さ約4.2mm
 シート記載:
セルトラリン錠100mg「三和」、セルトラリン、100mg、SERTRALINE 100 "SANWA"、セルトラリン100mg「三和」

この薬の作用と効果について

脳内に存在するセロトニン再取り込み機構を選択的に阻害し、シナプス間隙のセロトニン濃度を高めて持続的にセロトニン神経伝達を高め、抗うつ作用や抗パニック障害などの作用を示します。
通常、うつ病・うつ状態、パニック障害、外傷後ストレス障害の治療に用いられます。

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。

  • 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量(この薬の使い方)

  • あなたの用法・用量は(医療担当者記入)
  • 通常、成人は1回セルトラリンとして25mgを1日1回から服用を開始され、1回1錠(セルトラリンとして100mg)を1日1回服用まで徐々に増量されますが、治療を受ける疾患や年齢・症状により1日1錠(100mg)を超えない範囲で適宜増減されます。本剤は1錠中にセルトラリンとして100mgを含有します。必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 飲み忘れた場合は、気がついた時点1回分を飲んでください。ただし、次に通常飲む時間が近い場合は1回とばして、次の服用時間に1回分を飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。急に中止すると不都合な症状(不安、焦燥、興奮、めまい、頭痛)がみられることがあります。

生活上の注意

  • 眠気、めまいなどがあらわれることがありますので、車の運転など危険を伴う機械を操作する際には十分注意してください。
  • アルコールは薬の作用を強めるおそれがありますので、服用中の飲酒は控えてください。
  • セイヨウオトギリソウ(セント・ジョーンズ・ワート)含有食品は、セロトニン作用が増強されるおそれがありますので、注意してください。
  • 因果関係は明らかではありませんが、病状の悪化、自殺念慮・企図(考えたり、しようとする)、他人を傷つけるなどが報告されていますので、このような兆候に気がついた場合には服用を止めないで、医師または薬剤師に相談してください。家族は、自殺、興奮しやすい、攻撃的になる、ちょっとした刺激で気持ちや体の変調を来すなどの患者の行動の変化やうつ症状などのもともとある病気が悪化する危険性について医師から十分に理解できるまで説明を受け、患者の状態の変化について観察し、変化がみられた場合には、医師に連絡してください。また、患者自身もこのような症状に気づいたら、家族にも伝えるようにしてください。

この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)

主な副作用として、吐き気、傾眠、口内乾燥、頭痛、下痢、めまいなどが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 不安、興奮、手足の震え[セロトニン症候群]
  • 筋肉のこわばり、発汗、急激な発熱[悪性症候群]
  • 筋肉が発作的に収縮する、意識が完全に消失する[痙攣、昏睡]
  • 全身倦怠感、吐き気、皮膚や結膜などが黄色くなる[肝機能障害]
  • 全身倦怠感、意識の低下、痙攣[抗利尿ホルモン不適合分泌症候群]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法その他

  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄については受け取った薬局や医療機関に相談してください。

医療担当者記入欄  

より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、「患者向医薬品ガイド」、医療専門家向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。