くすりのしおり

注射剤
2020年1月改訂

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
商品名:
スミフェロン注バイアル300万IU
 主成分:
インターフェロン アルファ(NAMALWA)(Interferon alfa(NAMALWA))
 剤形:
無色澄明の注射剤
 シート記載:

この薬の作用と効果について

B型肝炎ウイルス、C型肝炎ウイルスなどに抗ウイルス作用を示し、肝機能を改善します。また、免疫力を高め、腫瘍細胞の増殖抑制と腫瘍細胞障害性を高めます。
通常、B型慢性活動性肝炎※、C型慢性肝炎※、C型代償性肝硬変※、腎癌※、多発性骨髄腫※、ヘアリー細胞白血病※、慢性骨髄性白血病※、亜急性硬化性全脳炎におけるイノシンプラノベクスとの併用による臨床症状の進展抑制、HTLV-I脊髄症(HAM)※の治療に用いられます。
※:自己注射の認められている疾患

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。

  • 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。自己免疫性肝炎がある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量(この薬の使い方)

  • あなたの用法・用量は(医療担当者記入)
  • 腎癌、多発性骨髄腫、ヘアリー細胞白血病、慢性骨髄性白血病、B型慢性活動性肝炎、HTLV-I脊髄症(HAM):通常、1日1回皮下または筋肉内に注射します。
    C型慢性肝炎:通常、1日1回連日、または週3回皮下または筋肉内に注射します。
    C型代償性肝硬変
    :通常、1日1回2週間までは連日、その後は週3回皮下または筋肉内に注射します。
    亜急性硬化性全脳炎におけるイノシンプラノベクスとの併用による臨床症状の進展抑制
    :イノシンプラノベクスと併用し、通常、1日1回を週1〜3回髄腔内(脳室内を含む)に注射します。
    いずれの場合も、必ず指示された使用方法に従ってください。
  • 注射する期間と回数は個々の症状によって異なります。具体的な使用期間や回数については、担当医師にお聞きください。
  • 自分で注射することが医師から指示されている場合、注射方法、使用済みの注射器と注射針を再使用しないこと、使用済みの注射器と注射針の廃棄方法などについて十分理解できるまで説明を受けてください。
  • 自己注射する場合は特に、注射する部位は、うで、太もも、お腹、お尻などで毎回変更し、注射針を刺した時に激痛を感じたり、血液が逆流するのをみた場合は、すぐに針を抜き、部位をかえて注射してください。
  • 不潔な注射により、注射部位に感染を起こし、痛みや熱が出ることがあります。そのときはすぐに医師に連絡して指示を受けてください。
  • 注射液が混濁している場合には使用せず、医師または薬剤師に相談してください。
  • 詳しい使用方法は「患者向医薬品ガイド」を参照してください。
  • 使い忘れた場合は、医師の指示を受けてください。絶対に2回分を一度に使用してはいけません。
  • 誤って多く使った場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で使うのをやめないでください。

生活上の注意

  • 精神的に安定な状態を保つことが大切です。心配事や悩み事などある場合は、遠慮なく医師か看護師に相談してください。
  • 発熱に伴って、大量の汗が出たときは、スポーツドリンクなどで水分をとるようにしてください。
  • 自分では症状(副作用)に気づかないこともあります。治療中は家族の方にも注意して(症状・様子の変化を観察して)いただくようにしてください。
  • 今まで認められた発熱、全身がだるい感じなどが突然認められなくなった場合は、医師または薬剤師に相談してください。

この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)

主な副作用として、発熱・全身倦怠感・食欲不振・頭痛などのインフルエンザ様症状、脱毛などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 発熱、から咳、呼吸困難[間質性肺炎]
  • 不眠、不安、焦燥[抑うつ、自殺企図、躁状態、攻撃的行動]
  • 口の渇き、多飲、多尿[糖尿病]
  • 発汗、食欲不振、貧血症状[自己免疫現象によると思われる症状・徴候(甲状腺機能異常、肝炎、溶血性貧血など)]
  • 全身倦怠感、食欲不振、吐き気[重篤な肝障害]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法その他

  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、光、凍結を避けて10℃以下で保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄については受け取った薬局や医療機関に相談してください。

医療担当者記入欄  

より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、「患者向医薬品ガイド」、医療専門家向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。