くすりのしおり

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
商品名:
オフェブカプセル150mg
 主成分:
ニンテダニブエタンスルホン酸塩(Nintedanib ethanesulfonate)
 剤形:
褐色不透明のカプセル剤、長径約17.6mm、直径約7.1mm
 シート記載:
(表)Ofev 150mg、オフェブ、湿気に注意、150mg、温度25度以下で保存、150、服用直前にシートから取り出してください(裏)オフェブ 150mg、温度25度以下で保存、湿気に注意、Boehringer Ingelheim、服用直前にシートから取り出してください

この薬の作用と効果について

チロシンキナーゼ阻害剤であり、特発性肺線維症の病態に関与する線維芽細胞の増殖、遊走などを阻害することにより、呼吸機能の悪化を抑制します。
通常、特発性肺線維症の治療に用いられます。

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。

  • 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。肝機能障害がある、血栓塞栓症の既往歴およびその素因がある、出血性素因がある、抗凝固剤治療を行っている、手術の予定がある、手術歴がある。
  • 妊娠、妊娠している可能性がある、授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量(この薬の使い方)

  • あなたの用法・用量は(医療担当者記入)
  • 通常、成人は1回1カプセル(ニンテダニブとして150mg)を1日2回、朝・夕食後に服用します。なお、状態によりニンテダニブとして1回100mgの1日2回に減量されます。本剤は1カプセル中にニンテダニブとして150mgを含有します。必ず指示された服用方法に従ってください。
  • かまずにコップ一杯の水とともに服用してください。
  • 飲み忘れた場合は、次の服用時間から1回分を飲んでください。1日2カプセル(300mg)を超えて服用しないでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。

生活上の注意

  • 肝機能障害があらわれることがありますので、定期的に肝機能検査が行われます。肝機能に障害のある方がこの薬を使用する場合は、より頻回に肝機能検査が行われます。
  • セイヨウオトギリソウ(セント・ジョーンズ・ワート)は薬の働きを弱める可能性がありますので、注意してください。
  • 妊娠する可能性のある方はこの薬を使用している間、およびこの薬の使用終了の少なくとも3ヵ月後までは、適切な避妊を行ってください。
  • 授乳中の方は、この薬を飲んでいる間は授乳を避けてください。

この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)

主な副作用として、下痢、食欲減退、吐き気、腹痛などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 泥状または水様の便、汗をかく、吐き気、激しい腹痛[重度の下痢]
  • からだがだるい、食欲不振、皮膚や白目が黄色くなる、吐き気、かゆみ[肝機能障害]
  • 足の痛みや腫れ、胸痛、息苦しさ、手足のまひやしびれ[血栓塞栓症]
  • 鼻血、歯ぐきの出血、手足などの皮下出血(あざ)[血小板減少]
  • 激しい腹痛、吐き気、おう吐[消化管穿孔]
  • から咳、息切れ、発熱(これらの症状が新たにあらわれたり、重くなったように感じた場合)[間質性肺炎]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法その他

  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、湿気を避けて、25℃以下で保管してください。
  • 吸湿性があるので、飲む直前にシートから取り出してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄については受け取った薬局や医療機関に相談してください。

医療担当者記入欄  

より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、「患者向医薬品ガイド」、医療専門家向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。