くすりのしおり

内服剤
2015年8月作成

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
商品名:
メキシレチン塩酸塩錠100mg「KCC」
 主成分:
メキシレチン塩酸塩(Mexiletine hydrochloride)
 剤形:
白色の錠剤、直径8.2mm、厚さ4.1mm
 シート記載:
メキシレート錠100、NOM306、Mexirate tab.100、100mg

この薬の作用と効果について

異常な心臓の興奮をしずめ、不整脈を規則的にします。また、刺激に対し鎮痛効果を示し、糖尿病が原因で起こる手足の痛みやしびれを抑えます。
通常、頻脈性不整脈(心室性)の治療、糖尿病性神経障害に伴う自発痛、しびれ感の改善に用いられます。

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。

  • 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。刺激伝導障害、心疾患(心筋梗塞、弁膜症、心筋症、洞性徐脈、心不全など)、肝・腎障害、低血圧、パーキンソン症候群がある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量(この薬の使い方)

  • あなたの用法・用量は(医療担当者記入)
  • 頻脈性不整脈(心室性):通常、成人は1回主成分として100mgを1日3回食後服用することから開始され、効果が不十分な場合は1回150mgまで増量されることがあります。年齢・症状により適宜増減されます。
    糖尿病性神経障害に伴う自覚症状(自発痛、しびれ感)
    :通常、成人は1回1錠(主成分として100mg)を1日3回食後に服用します。
    この薬は1錠中に100mgを含有します。いずれも必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 飲み忘れた場合は、気がついた時点でできるだけ早く飲んでください。ただし、次に飲む時間が近い場合には、忘れた分を飲まないで、次の飲む時間に1回分を飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。

生活上の注意

  • 頭がボーっとしたり、めまい、しびれなどがあらわれることがありますので、車の運転など危険を伴う機械の操作は行わないようにしてください。

この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)

主な副作用として、吐き気・嘔吐などの消化器症状、筋肉痛・関節痛、紅斑、かゆみ、全身の発疹、発熱、じん麻疹などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 紅斑・水疱・びらん、結膜炎・口内炎、発熱[中毒性表皮壊死症、皮膚粘膜眼症候群、紅皮症]
  • 発疹、発熱、リンパ節の腫れ[過敏症症候群]
  • 動悸、息切れ[心室頻拍、房室ブロック]
  • 尿量減少、むくみ、全身けん怠感[腎不全]
  • 実在しないものが見えたり、音が聞こえたりする、時間・場所がわからない[幻覚、錯乱]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法その他

  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄については受け取った薬局や医療機関に相談してください。

医療担当者記入欄  

より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、医療専門家向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。