くすりのしおり

注射剤
2018年1月改訂

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
商品名:
テリボン皮下注用56.5μg(溶解液添付製品)
 主成分:
テリパラチド酢酸塩(Teriparatide acetate)
 剤形:
注射剤
 シート記載:

この薬の作用と効果について

合成ヒト副甲状腺ホルモン製剤です。骨を作る細胞の働きを高めて、骨の量を増やし、骨折の危険性を減らします。
通常、骨折の危険性の高い骨粗鬆症の治療に用いられます。

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。

  • 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。骨肉腫発生のリスクが高いと考えられる疾患や症状など〔骨ページェット病、原因不明のアルカリフォスファターゼ高値、小児などおよび若年者で骨端線が閉じていない(現在身長が伸びている)、過去に骨への影響が考えられる放射線治療を受けた〕、高カルシウム血症、原発性悪性骨腫瘍もしくは転移性骨腫瘍、骨粗鬆症以外の代謝性骨疾患(副甲状腺機能亢進症など)がある。
  • 妊娠、妊娠している可能性がある、または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量(この薬の使い方)

  • あなたの用法・用量は(医療担当者記入)
  • 通常、成人は1週間に1回、皮下に注射します。この薬の使用は24ヵ月間までです。やむを得ず一時中断したのちに再開する場合であっても、使用する週数の合計が24ヵ月(104週)を超えることはありません。24ヵ月(104週)の使用が終了した後に、再び24ヵ月(104週)の使用が繰り返されることもありません。

生活上の注意

  • この薬を注射した直後から数時間後にかけて、ショック、一過性の急激な血圧低下に伴う意識消失、痙攣、転倒があらわれることがあります。この薬の注射を開始してから数ヵ月以上を経て初めてあらわれることもありますので、この薬の注射を受けた際には次の点に留意してください。
    -注射してから30分程度は様子をみて、外来の場合には症状がないことを確認してから帰宅してください。
    -注射した後に血圧低下、めまい、立ちくらみ、動悸、気分不良、吐き気、顔面蒼白、冷汗などが生じた場合には、症状がおさまるまで座るか横になってください。
  • 一過性の血圧低下に基づくめまいや立ちくらみ、意識消失などがあらわれることがありますので、高い所での作業、自動車の運転など危険を伴う作業を行う場合には注意してください。

この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)

主な副作用として、吐き気、嘔吐、頭痛、からだがだるい、腹部不快感、めまい、発疹、蕁麻疹、アレルギー性結膜炎、アレルギー性鼻炎、かゆみなどが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 呼吸困難、蕁麻疹、全身のかゆみを伴った発赤(皮膚が充血して赤くなる)、目や口唇周囲の腫れ[アナフィラキシー]
  • 顔面蒼白、冷汗、立ちくらみ、めまい、息切れ[ショック、意識消失]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法その他

  • 医療機関において注射する薬で、自己注射する薬ではありません。

医療担当者記入欄  

より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、「患者向医薬品ガイド」、医療専門家向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。