くすりのしおり

内服剤
2015年5月作成

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
商品名:
ドンペリドン錠5mg「EMEC」
 主成分:
ドンペリドン(Domperidone)
 剤形:
白色の錠剤、直径8.0mm、厚さ3.2mm
 シート記載:
(表面)ドンペリドン 5mg「EMEC」、EE29、5mg
(裏面)ドンペリドン 5mg「EMEC」、Domperidone 5mg「EMEC」、5mg

この薬の作用と効果について

胃・十二指腸のドパミンの働きを抑えて、消化管運動を改善し、吐き気に関与する受容体(CTZ:化学受容器引金帯)に作用して、吐き気を抑えます。
通常、成人では慢性胃炎、胃下垂などの吐き気、嘔吐、食欲不振などに、小児では風邪や周期性嘔吐症による吐き気などの改善に用います。

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。

  • 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。消化管出血、機械的イレウス、消化管穿孔、プロラクチノーマ、肝障害、腎障害がある、小児で脱水症状・発熱時
  • 妊娠、妊娠している可能性がある、授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量(この薬の使い方)

  • あなたの用法・用量は(医療担当者記入)
  • 成人:通常、1回主成分として10mgを1日3回食前に服用します。レボドパ製剤服用時は、1回主成分として5〜10mgを1日3回食前に服用します。年齢・症状により適宜増減されます。
    小児
    :通常、1日主成分として体重1kgあたり1〜2mgを3回に分けて食前に服用します。年齢・体重・症状により適宜増減されます。1日最高用量は主成分として30mgです。6才以上の1日最高用量は主成分として体重1kgあたり1mgです。
    本剤は1錠中に主成分5mgを含有します。必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 飲み忘れた場合は服用せずに、次の服用時間に1回分を飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。

生活上の注意

  • 眠気やふらつきなどが現れることがありますので、車の運転や危険な作業には注意してください。

この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)

主な副作用として、下痢、便秘、胸やけ、吐き気、乳汁分泌、女性化乳房、眠気、発疹などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • めまい・立ちくらみ、冷汗、顔面蒼白[ショック]
  • 呼吸困難、じん麻疹、眼・口の周りの腫れ[アナフィラキシー様症状]
  • 手足のふるえ・筋肉のこわばり、首のねじれ・つっぱり、眼球が上を向く[錐体外路症状]
  • 意識が薄れる、考えがまとまらない、筋肉が発作的に収縮する[意識障害、痙攣]
  • 全身倦怠感、食欲不振、皮膚や白目が黄色くなる[肝機能障害、黄疸]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法その他

  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。
  • この薬は水を含むとふわっと崩れる錠剤です。

医療担当者記入欄  

より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、医療専門家向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。