くすりのしおり

内服剤
2016年4月改訂

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
商品名:
スタレボ配合錠L100
 主成分:
レボドパ
カルビドパ水和物
エンタカポン(Levodopa
Carbidopa Hydrate
Entacapone)
 剤形:
灰赤色〜赤褐色の楕円形の錠剤、長径13.0mm、短径6.0mm、厚さ5.0mm
 シート記載:
スタレボ配合錠L100、StalevoL100、100、レボドパ100mg含有

この薬の作用と効果について

レボドパ、カルビドパとエンタカポンの配合剤です。レボドパは脳に移行してドパミンに変わり、不足しているドパミンを補い、パーキンソン病の症状を改善します。カルビドパとエンタカポンは、末梢でのレボドパの代謝酵素を阻害し、レボドパの脳内への移行を高めます。
通常、パーキンソン病における症状の日内変動(ウェアリングオフ現象)の改善に用いられます。

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。

  • 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。悪性症候群、横紋筋融解症、またはこれらの既往歴がある。緑内障がある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量(この薬の使い方)

  • あなたの用法・用量は(医療担当者記入)
  • 通常、成人は1回1〜2錠を服用します。症状により用量、服用回数が調節されますが、レボドパとして1日1,500mg、カルビドパとして1日150mg、エンタカポンとして1日1,600mg超えません。また、服用回数は1日8回までです。本剤は1錠中にレボドパ100mgを含有します。必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 飲み忘れた場合は、気がついた時に出来るだけ早く1回分を飲んでください。ただし、次の飲む時間が近い場合は1回とばして、次の時間に1回分飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。急に飲むのを止めると高熱、筋肉のこわばりなどがあらわれるおそれがあります。

生活上の注意

  • 前兆もなく突然眠ってしまったり、傾眠(うとうと状態)や起立性低血圧があらわれることがありますので、自動車の運転、高所での作業など危険を伴う作業には従事しないでください。
  • 汗、尿、唾液、痰、口の中が赤褐色や黒色などになることがあります。
  • この薬が尿に排泄されて尿の変色がありますが、それとは別に重い副作用(横紋筋融解症)で尿が赤黒くなることがあり、筋肉の痛みなどを伴った場合はすぐに医師の診療を受けてください。
  • ギャンブルや無計画な買い物を繰り返したり、性欲や食欲が異常に高まるなど、衝動が抑えられない症状があらわれることがあります。このような症状があらわれた場合は、医師に相談してください。

この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)

主な副作用として、ジスキネジー(舌を動かしたり出し入れする、絶えず噛むような口の動き)、便秘、着色尿、幻覚、吐き気、傾眠(うとうと状態)、貧血、ジストニー(体や手足が意思に反して動く)、不眠症などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 高熱、意識障害、筋肉のこわばり[悪性症候群]
  • 筋肉の痛みやこわばり、手足の脱力、尿の赤黒い着色[横紋筋融解症]
  • 前兆もなく突然眠る、うとうと状態[突発的睡眠、傾眠]
  • 現実には存在しないものが見えたり聞こえたりする、考えがまとまらない、気分が憂うつでやる気がしない[幻覚、幻視、幻聴、錯乱、抑うつ]
  • 食欲不振、全身倦怠感、皮膚や白目が黄色くなる[肝機能障害]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法その他

  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。
  • [ご家族の方へ]ギャンブルや無計画な買い物を繰り返したり、性欲や食欲が異常に高まるなど、衝動が抑えられない症状があらわれることがあります。これらの症状が現れた場合は医師に相談してください。

医療担当者記入欄  

より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、医療専門家向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。