くすりのしおり

注射剤
2014年4月改訂

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
商品名:
ベクティビックス点滴静注100mg
 主成分:
パニツムマブ(遺伝子組換え)(Panitumumab(genetical recombination))
 剤形:
注射剤
 シート記載:

この薬の作用と効果について

大腸がんの細胞膜の表面にあるEGFR(上皮細胞増殖因子受容体)に結びつく抗体医薬品で、EGFRに結びつくことによりがん細胞の増殖を抑えます。
通常、KRAS遺伝子野生型の大腸がん(結腸がん・直腸がん)に用いられます。

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。

  • 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。間質性肺炎、肺線維症またはその既往歴がある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量(この薬の使い方)

  • あなたの用法・用量は(医療担当者記入)
  • 通常、成人は2週に1回、静脈内に点滴します。
    具体的な使用期間については、担当の医師にお聞きください。

生活上の注意

  • 皮膚の毛穴がつまることで、皮膚症状が悪化するおそれがありますので、皮膚を清潔に保つようにしてください。体を洗う際には、刺激の少ない石鹸を使用し、シャワーや入浴にはぬるめのお湯を使用してください。また、シャワーや入浴後には保湿剤を塗布し、乾燥を防ぐようにしてください。
  • 日光にあたることで皮膚症状が悪化するおそれがあるので、治療期間中は、日焼け止めを塗ったり、帽子や長袖の服を着るなどして、日光をなるべく避けるようにしてください。

この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)

主な副作用として、ざ瘡、皮膚乾燥、発疹、かゆみ、爪囲炎、疲労、口内炎、食欲不振、ざ瘡様皮膚炎、紅斑、下痢、吐き気、嘔吐、粘膜の炎症などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • にきびのような発疹や吹き出もの、爪のまわりの炎症、皮膚の乾燥やひび割れ、かゆみ[重度の皮膚障害]
  • 発熱、から咳、呼吸困難、倦怠感[間質性肺疾患(間質性肺炎、肺線維症、肺臓炎、肺浸潤)]
  • アナフィラキシー様症状(発疹、発汗、呼吸困難)、血管浮腫(顔・舌・のどが腫れる)、気管支けいれん、発熱、寒気、呼吸困難、低血圧[薬剤注入にともなう反応]
  • 激しい下痢、脱水[重度の下痢]
  • けいれん、しびり、全身倦怠感[低マグネシウム血症]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法その他

医療担当者記入欄  

より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、医療専門家向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。