くすりのしおり

内服剤
2015年9月改訂

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
商品名:
スーグラ錠25mg
 主成分:
イプラグリフロジンL-プロリン(Ipragliflozin L-Proline)
 剤形:
淡黄白色の錠剤、直径8.1mm、厚さ3.6mm
 シート記載:
(表)スーグラ、25mg、糖尿病の薬、(裏)スーグラ、25、糖尿病の薬

この薬の作用と効果について

腎臓で糖を再吸収するSGLT2を阻害することで、過剰な糖を尿と一緒に排出させて血糖値を下げます。
通常、2型糖尿病の治療に用いられます。

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。

  • 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。ケトーシス(吐き気、甘酸っぱいにおいの息、深く大きい呼吸)、糖尿病性の昏睡または前昏睡、感染症、手術前後、外傷がある、脳下垂体機能異常、副腎機能異常、栄養状態が悪い、著しくやせている、飢餓状態、食事が不規則、十分な食事を摂取していない、衰弱している、激しい筋肉運動をしている、飲酒量が多い、肝臓機能障害、尿路感染、性器感染がある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量(この薬の使い方)

  • あなたの用法・用量は(医療担当者記入)
  • 通常、成人は1回2錠(イプラグリフロジンとして50mg)を1日1回朝食前または朝食後に服用します。効果が不十分な場合には、経過を十分に観察しながら1日1回4錠(100mg)まで増量されることがあります。重い肝機能障害があると低用量から服用する場合があります。必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 飲み忘れた場合は、忘れた分を服用せずに、1回とばして翌日の朝に飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。

生活上の注意

  • 指示された食事療法や運動療法をきちんと守ってください。
  • 低血糖症状を起こすことがありますので、高所での作業や自動車の運転などの危険を伴う機械の操作には十分注意してください。
  • 低血糖症状があらわれた場合は、糖質を含む食品やジュースをとってください。
    α-グルコシダーゼ阻害剤(糖分の吸収を遅らせる薬)と同時に服用中の方に、低血糖症状が現れた場合はブドウ糖をとってください。
  • 脱水症状を起こすことがありますので、多めに水分をとってください。スポーツドリンクなど糖分を含む飲み物は、血糖を上昇させてしまうので、水やお茶での水分摂取が望ましいでしょう。
  • 自分の判断で水分摂取を止めたり水分量を減らさないようにしましょう。
  • 下痢・嘔吐を繰り返したり、食欲不振で食事や水分が摂れないことが続くような場合には、服薬を中止してください。

この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)

主な副作用として、頻尿、口渇、便秘、体重減少などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • ふらつき、脱力感、発汗、空腹感、手足の震え[低血糖]
  • 寒気、発熱、脇腹の痛み、背部痛、腰痛[腎盂腎炎]
  • のどの渇き・口の渇き、尿の量が多い、めまい・ふらつき[脱水]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法その他

  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。

医療担当者記入欄  

より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、「患者向医薬品ガイド」、医療専門家向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。