くすりのしおり

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
商品名:
ケナコルト-A皮内用関節腔内用水懸注50mg/5mL
 主成分:
トリアムシノロンアセトニド(Triamcinolone acetonide)
 剤形:
注射剤
 シート記載:

この薬の作用と効果について

合成副腎皮質ホルモン(ステロイドホルモン)製剤であり、炎症やアレルギー症状を改善したり、免疫反応を抑えるなどの作用があります。通常、免疫疾患、アレルギー疾患、炎症性疾患などの治療に用いられます。病気によっては、経口の薬で治療ができないとき、または外用の薬で十分な効果が得られない場合の治療に使われます。

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。

  • 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。感染症のある関節腔内、滑液嚢内、腱鞘内または腱周囲、動揺関節(関節が不安定な状況)がある。感染症や全身の真菌症、消化性潰瘍、精神病、結核、角膜炎、白内障、緑内障、高血圧、電解質異常、血栓症。最近、内蔵の手術を受けたことがある。急性心筋梗塞を起こしたことがある。糖尿病、骨粗しょう症、腎不全、甲状腺機能低下、肝硬変、脂肪肝、脂肪塞栓症、重症筋無力症がある。水痘(みずぼうそう)または麻疹(はしか)にかかったことがある、予防接種を受けたことがある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量(この薬の使い方)

  • あなたの用法・用量は(医療担当者記入)
  • 通常、関節腔内注射、軟組織内注射、腱鞘内注射、滑液嚢内注入、局所皮内注射、ネブライザー、鼻腔内注入、副鼻腔内注入、喉頭・気管注入、中耳腔内注入、耳管内注入、鼻甲介内注射、鼻茸内注射、食道注入しますが、疾患により使用方法は異なります。
  • 症状を見ながら使用の期間を決めていきます。具体的な使用期間については、担当の医師にお尋ねください。

生活上の注意

この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)

主な副作用として関節の不安定化(関節腔内投与時)、疼痛・腫脹など(関節腔内投与時)などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 発熱、体がだるい、咳が出る[誘発感染症、感染症の増悪]
  • からだがだるい、吐き気、のどの渇き[続発性副腎皮質機能不全、糖尿病]
  • 胸やけ、胃のもたれ、背中の痛み[消化性潰瘍、膵炎]
  • やる気がおきない、気分がふさぎ込む、けいれん[精神変調、うつ状態、痙攣]
  • 腰・背中の痛み、関節の痛み、筋肉の痛み[骨粗鬆症、大腿骨および上腕骨などの骨頭無菌性壊死、ミオパシー]
  • 頭痛、視力の低下、眼のかすみ[緑内障、後のう白内障]
  • 血を吐く、吐き気、胸の痛み[血栓症]
  • 息切れ、判断力の低下、意識の低下[ショック、アナフィラキシー]
  • ヒューヒュー音がする、息苦しい、息切れ[喘息発作の増悪]
  • 眼がみえなくなる、視力の低下、物が見えにくい[失明、視力障害]
  • 腱の痛み、指が動かせない[腱断裂]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法その他

医療担当者記入欄  

より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、「患者向医薬品ガイド」、医療専門家向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。