くすりのしおり

外用剤
2016年7月改訂

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
商品名:
ウルティブロ吸入用カプセル
 主成分:
グリコピロニウム臭化物
インダカテロールマレイン酸塩(Glycopyrronium Bromide
Indacaterol Maleate)
 剤形:
黄色透明/無色透明の吸入用カプセル剤、長径15.8mm、短径5.6mm
 シート記載:
ウルティブロ、IGP110.50

この薬の作用と効果について

この薬は、ムスカリン受容体拮抗薬とβ2受容体刺激薬の吸入配合剤で、長時間にわたり気管支を拡張することにより、呼吸機能を改善します。毎日規則正しく吸入する薬で、急な症状の悪化を速やかに鎮める薬ではありません。
通常、慢性閉塞性肺疾患(慢性気管支炎、肺気腫)の気道閉塞性障害に基づく症状の緩解に用いられます。

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。

  • 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。閉塞隅角緑内障、前立腺肥大症などによる排尿障害、甲状腺機能亢進症、心疾患、糖尿病、痙攣性疾患、重度の腎障害がある。
  • 妊娠または授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量(この薬の使い方)

  • あなたの用法・用量は(医療担当者記入)
  • 通常、成人は1回1カプセルを1日1回、専用の吸入用器具(ブリーズヘラー)を用いて、毎日一定の時間帯に吸入します。必ず指示された吸入方法に従ってください。
  • 吸入用カプセルですので、カプセルのまま服用しないでください。
  • 吸入する直前にアルミシート(ブリスター)から取り出して使用してください。
  • 目に入らないように注意してください。万一、結膜の充血や角膜の浮腫に伴う赤眼、眼痛などが現れた場合には、できるだけ早く眼科医に受診してください。
  • 一定の時間帯に吸入できなかった場合は、可能な限り速やかに1回分を吸入すること。ただし1日1回を超えて吸入しないこと。絶対に2回分を一度に吸入してはいけません。その後の吸入時間帯は医師、薬剤師にご相談ください。
  • 誤って多く吸入した場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で吸入するのを止めないでください。

生活上の注意

この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)

主な副作用として、咳、口内乾燥、血管浮腫、蕁麻疹、かゆみ、発疹などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 脱力感、筋力の低下、手足のまひ[血清カリウム値の低下]
  • 動悸、めまい、失神(気を失う)[心房細動]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法その他

  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。

医療担当者記入欄  

より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、医療専門家向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。