くすりのしおり

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
商品名:
ゼリットカプセル20
 主成分:
サニルブジン(Sanilvudine)
 剤形:
淡褐色のカプセル剤、2号カプセル
 シート記載:

この薬の作用と効果について

HIV逆転写酵素を阻害およびDNA鎖伸長を終了させてウイルスのDNA合成を阻害します。
通常、HIV感染症の治療に用いられます。

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。

  • 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。
  • 妊娠、妊娠している可能性がある、授乳中
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量(この薬の使い方)

  • あなたの用法・用量は(医療担当者記入)
  • 通常、体重60kg以上の成人は、1回20mgカプセルを2カプセル(主成分として40mg)、1日2回12時間毎に服用します。必ず指示された服用方法に従ってください。
  • 腎障害がある場合、副作用が強くあらわれる可能性があるため減量されることがあります。
  • 飲み忘れた場合は気がついた時に1回分を飲んでください。ただし、次に飲む時間が近い場合は1回分をとばして、次の服用時間に1回分を飲んでください。絶対に2回分を一度に飲んではいけません。
  • 誤って多く飲んだ場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で飲むのを止めないでください。

生活上の注意

  • この薬はHIV感染症を根本的に治すものではありません。この薬を飲んでいても、病気が進行する可能性がありますので、身体状況の変化は全て医師に報告してください。
  • 免疫機能の回復に伴い自己免疫疾患(甲状腺機能亢進症、多発性筋炎、ギラン・バレー症候群、ブドウ膜炎など)が現れることがありますので、汗がでる、発熱、しびれ、力が入らない、白目が赤くなるなどの症状がみられた場合は医師に相談してください。

この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)

主な副作用として、めまい、吐き気、食欲の低下、全身倦怠感、貧血、嘔吐、肝機能障害、下痢などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 急激な体重減少、倦怠感[乳酸アシドーシス]
  • しびれ、痛み[末梢神経障害]
  • 腹痛、背中の痛み、発熱、吐き気、嘔吐、食欲の低下[膵炎]
  • 倦怠感、からだのむくみ、疲れやすい[急性腎不全]
  • 考えがまとまらない、気を失う、筋肉が発作的に収縮する状態[錯乱、失神、痙攣]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法その他

  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光、高温、湿気を避けて保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄については受け取った薬局や医療機関に相談してください。

医療担当者記入欄  

より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、「患者向医薬品ガイド」、医療専門家向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。