くすりのしおり

自己注射剤
2015年3月改訂

薬には効果(ベネフィット)だけでなく副作用(リスク)があります。副作用をなるべく抑え、効果を最大限に引き出すことが大切です。そのために、この薬を使用される患者さんの理解と協力が必要です。
商品名:
サンドスタチン皮下注用100μg[消化管ホルモン産生腫瘍、先端巨大症・下垂体性巨人症]
 主成分:
オクトレオチド酢酸塩(Octreotide acetate)
 剤形:
無色澄明の注射剤
 シート記載:

この薬の作用と効果について

膵臓などの消化管や脳の下垂体にできた腫瘍から過剰に分泌されているホルモンの分泌を抑えて、そのことによって起こっていた症状をやわらげます。
通常、消化管ホルモン産生腫瘍、先端巨大症・下垂体性巨人症に伴う症状の改善に用いられます。

次のような方は使う前に必ず担当の医師と薬剤師に伝えてください。

  • 以前に薬を使用して、かゆみ、発疹などのアレルギー症状が出たことがある。
  • 妊娠または授乳中。
  • 他に薬などを使っている(お互いに作用を強めたり、弱めたりする可能性もありますので、他に使用中の一般用医薬品や食品も含めて注意してください)。

用法・用量(この薬の使い方)

  • あなたの用法・用量は(医療担当者記入)
  • 通常、成人は1日オクトレオチドとして100または150μgを1日2回または1日3回分けて皮下注射をはじめ、効果が不十分な場合は1日3アンプル(オクトレオチドとして300μg)まで増量されます。
    本剤は1アンプル中オクトレオチドとして100μgを含有する注射剤です。症状によって適宜増減されます。必ず指示された使用方法に従ってください。
  • 繰り返し注射する場合には、例えば左右交互に注射するなど同じ部位はさけてください。注射針を刺したとき、強い痛みを感じたり、注射針に血液が逆流した場合は、すぐに注射針を抜いて、部位をかえて注射してください。
  • 注射し忘れた場合は、気がついた時にできるだけ早く注射してください。ただし、次の通常注射する時間が近い場合は、忘れた分は注射しないで1回分を飛ばしてください。絶対に2回分を一度に注射してはいけません。
  • 誤って多く注射した場合は医師または薬剤師に相談してください。
  • 医師の指示なしに、自分の判断で使うのを止めないでください。

生活上の注意

この薬を使ったあと気をつけていただくこと(副作用)

主な副作用として、注射部疼痛、吐き気、嘔吐、胃部不快感、下痢などが報告されています。このような症状に気づいたら、担当の医師または薬剤師に相談してください。
まれに下記のような症状があらわれ、[ ]内に示した副作用の初期症状である可能性があります。
このような場合には、使用をやめて、すぐに医師の診療を受けてください。
  • 血圧低下、呼吸困難、皮疹[アナフィラキシー]
  • 息切れ、めまい、意識障害[徐脈]
以上の副作用はすべてを記載したものではありません。上記以外でも気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

保管方法その他

  • 乳幼児、小児の手の届かないところで、直射日光を避け、凍結しないよう5℃以下で保管してください。
  • 薬が残った場合、保管しないで廃棄してください。廃棄については受け取った薬局や医療機関に相談してください。

医療担当者記入欄  

より詳細な情報を望まれる場合は、担当の医師または薬剤師におたずねください。また、「患者向医薬品ガイド」、医療専門家向けの「添付文書情報」が医薬品医療機器総合機構のホームページに掲載されています。